『番外編:DD51とM4シャーマン~マニアック考察~』
『番外編:DD51とM4シャーマン~マニアック考察~』
眠れないので、少し専門的な話を。
まず、DD51の動輪配置(Co-Co)について。6軸それぞれが独立して駆動する方式は、まさに戦車の独立懸架とよく似ているんですよね。特に、M4シャーマンのVVSS(垂直バネ式懸架装置)との類似性を感じます。実は先日、DD51の動輪とシャーマンのロードホイールを並べてスケッチしてみたんです。
DD51の機関は645E3B型。なんと、アメリカのEMD社が開発したものです。そう、これがM4シャーマンとDD51を結ぶもう一つの接点。シャーマンの主力エンジンR-975も、同じアメリカの技術から生まれています。いつもガラスケースの中で、この二つの模型を眺めながら、戦後の技術移転の歴史に思いを馳せています。
DD51の連結器(密着連結)とシャーマンの履帯の張り具合。この二つ、実は maintenance aspectで共通点があるんです。どちらも「遊び」の調整が重要。DD51の密着連結器は、半径400mのカーブも余裕で通過できる設計。一方、シャーマンの履帯は、T54E1型で適度な「遊び」があることで、複雑な地形での走破性を確保。この「遊び」の概念、エンジニアリング的に見ると実に興味深い。
そういえば、先日までずっと悩んでいた DD51のヘッドマークの再現。実は、シャーマンのハッチ製作で使用している0.3mmプラ板の積層技法が応用できることに気づいたんです。深夜2時の閃きでした。早速試してみたところ、見事に国鉄フォントの立体感が出せました。
ああ、こんな話をブログに書いても、理解してくれる人はいないでしょうね。でも、この技術の繋がりを見出すたび、心が躍るんです。寝る前に、もう一度ガラスケースを見てみよう。今夜は、DD51とシャーマンが、また新しい発見を教えてくれるかもしれません。
おやすみなさい。明日は早いのに、またついつい長くなってしまいました。