Nikon Ais 135mm F/2.8の分解
分解方法は他のニコンレンズにも共通する部分があります。
このレンズの分解方法を知れば、別のニコンレンズ分解の糸口になることもあるかと思います。
前玉分解
押え環にカニ目があるので回してみます。
途中でつっかえてしまって外れません。
このパターンはニコンレンズには非常に多くあります。
そういった場合は、鏡筒の部分をさがすと大抵イモネジを見つける事ができます。
Ais 135mm F/2.8の場合は、フードを一番前まで引っ張り出します。
フードの穴を覗きながら回転させてやるとイモネジが見つかります。
イモネジは45度の位置に2箇所あるので、これを抜きます。
緩めるではなく、抜いてしまって下さい。
溶剤を注してから、慎重に回さないとネジ山がなくなり分解不能になります。
フードを引っ込め、先端のリングを回します。
リングを外すと、フードもレンズから分離できます。
ちなみに、イモネジを抜かないで緩めただけで作業すると、フード内部の下地部分に引っかかり破けてしまうので注意です。
先端がなくなったので、先程途中で引っかかってしまっていた前玉一番外のリングが抜けるようになります。
その下は、サッカー等で上に外していきます。
更に、側面にあるイモネジを緩めます。
ココは抜く必要はないです。
鏡筒を捻ると前後に分離でき、絞り羽根まで到達します。
後玉清掃
カバーを取らなくとも、レンズ周りのカニ目を直接回せば外せます。
カニ目を強く押し気味に回して下さい。
後玉はこれだけで絞り羽根まで到達します。
組み上げ
組み上げ時、イモネジにを扱う前に、ドライバーに糊を塗ってやると作業が楽です。
落っこちず作業できます。
磁性のないマイナスネジに全般に使える技です。
Nikon Ais 135mm F/2.8の分解方法は以上です。