Nikon GN Nikkor 45mm F/2.8の分解
Nippon Kogaku GN Nikkor 45mm F/2.8は、薄型のパンケーキレンズです。
昔は映りの評判が良くなくて人気がなかったという話を聞いたことがあります。
私の知人も10年くらい前は3000円位で買えたといってました。
今では、ミラーレスカメラ用にパンケーキレンズの需要が上がって、その10倍位に値段が上がってきています。
ニコンのパンケーキレンズ
ニコンのパンケーキレンズは、カメラ販売をやるにあたっては必須項目なので覚えておきましょう。
タイトル画像のGN Nikkor 45mm F/2.8は、Nippon Kogaku銘ですが、Nikon銘もあります。
もともとノンAiレンズなので、Ai改造されたものは希少で取り合いです。
Nikon Ai-s 50mm F/1.8は、ヤフオクなどでも比較的見かけるパンケーキです。Nikon EMと共によく出品されています。Nikon EM自体は特に人気のある機種ではないので、一緒にガラクタのように出品されていたらチャンスです。
あとは、Nikon FM3Aと販売されたAi Nikkor 45mm F2.8Pの三つがニコンのパンケーキレンズとして覚えておきたいところです。
前玉分解
レンズ周りの渦部分をゴムオープナーで回します。
なお、左に置いてあるのは専用のフードです。
中央のレンズはさらにリングで止まっています。
接着してあるので溶剤で溶かしましょう。
カニ目が無いので苦労しますが、ゴムオープナーで外せます。
レンズサッカーで吊って外してきます。
前玉一枚残りますが、後ろ側から清掃すればよいです。
手順前後しますが、前玉一式外すこともできます。
ゴムオープナーで銘板を思いっきり回して下さい。
銘板およびフィルター枠部分まで外れて絞り羽根まで到達します。
最初に紹介しなかったのはかなり固いからです。
後玉分解
中央のカニ目のついたリングを外します。
レンズサッカーで抜けば、絞り羽根まで到達します。
非常にぬけずらい時もあります。
どこかが開きづらいってこともありますが、レンズ自体は全部で3枚しかないので、無理くり全部分解しなくてもレンズ面はたいてい清掃できると思います。
ヘリコイドの改善
フォーカスリングがスカっていることが良くあるレンズです。
マウント外して、ヘリコイドを覗いてみます。
フォーカスリングを動かしてもヘリコイドは見えてきません。
ここからでは、動作改善はほとんどできなそうです。
ヘリコイドの動作改善の為には、さらに分解が必要です。
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