Nikon Ai-s 24mm F/2.8の分解と無限遠調整
広角レンズの定番というと28mmですが、それよりもさらに広角の24mmです。当時は、人気薄の画角だったなんてことも聞いたことがありますが、ミラーレスとの相性も良くて人気が高くなりそうなレンズです。
Nikon Ai 24mm F/2.8も合わせて説明してあります。
前玉分解
ニコンレンズの定番ですが、銘板を回しても外れません。
大抵は側面のイモネジを緩めてから分解となるパターンが多いですが、探しても見つかりません。
側面のラバーを外して下さい。
ラバーの下の切れ目で分割できます。
穴が開いているので溶剤を注して接着を緩めてから回します。
側面のイモネジを緩めてから、銘板リングを回して外します。
この時点で、レンズの中側だけ引き抜くことが出来ます。
前玉一枚目を外します。
後玉含めてすっぽりと外すことが出来ます。
絞りと連動したピンがどう組み合わさっていたか確認しつつ抜いて下さい。
前玉をさらに分解していきます。
カニ目があるので回して下さい。固いです。
Nikon Ai 24mm F/2.8の場合
側面ラバーを外して分解するところ含めてほとんど同じです。
絞りと連動するピンが違うくらいです。
後玉分解
分離したレンズ部を後ろから外していきます。
カニ目があるので回します。固いです。
再度カニ目あるので回します。固いです。
更にカニ目あるので回します。固いです。
かなり固くて触りたくない部分なのですが、矢印のレンズが良くクモっていて、清掃すると治ることが多いです。
Aiの場合も同じです。
後で補足しますが、リアレンズはフローティング機能という構造で、フォーカスリングとは別に伸び縮み(回転)します。
フローティング部分は逆ネジで、締め切らない程度にはまっていて回転するようになっています。
これがレンズ外す為に左に回すと一緒に回ってしまい、きつく締まって動かなくなります。
その為、右に回して少し緩めた状態に戻す必要があります。
後玉分解時の注意
後玉側面のピンですが、本来であれば半周位移動できます。
しかし、分解の時に力をかけていると回り切ってしまいそのまま動かなくなってしまいます。
組み込む際に、移動できる位置に戻して下さい。
硬くて戻らなくなってしまった場合は、矢印の先に穴があるので、そこにカニ目レンチを差し込んで回して下さい。
分解時のアドバイス
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