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キャノンライカLマウントレンズの分解 (Canon 50mm F/1.4 L39 Leica)

小型で人気の高いキャノンLマウントレンズの分解方法です。
造りは簡単なので分解自体は簡単です。
レンズ分解したら、最後にピントチェックするのが基本ですが、一眼レフとは仕様が違うので、やり方を知らない場合の分解は控えた方が良いでしょう。


レンズ分解

キャノンライカマウントといっても、色々ありますが、分解方法は似通っています。一つ覚えればあとはアドリブでいけるはずです。

今回はキャノン 50mm F/1.4 ライカLマウントレンズを分解していきます。

Canon 50mm F/1.4 L39 Leica

マウント側のリングを外すと内と外で分離できます。
黒いカニ目のついたリングを外します。

レンズの内側が抜けます。

組み戻しの際の注意点

戻すときは内側の突起と切り欠きを組み合わせます。
なお、レンズをもって鏡筒にはめようとすると側面にある金の輪っか(フォーカスの調整リング)が落ちてくるので、鏡筒をかぶせる格好で戻してください。

さらに後玉を分解していきます。
最後面の黒い部分をねじって外します。
硬い時は、溶剤をかけてゴム手袋をして回してください。

絞り羽根まで到達します。

後ろから前からいろいろな方向からバラしていきますが、この時のパーツの置き方が重要です。
外した順に漫然と並べていくと戻すときに迷子になります。

前玉分解

銘板を回して外すと、前玉一枚目が分離できます。

銘板の下側は一見とっかかりがありません。
このままゴムオープナーなどで回しても無駄です。

側面にイモネジが一つあるので、緩めたのちにフィルター枠を回します。
イモネジと間違えて、リングの指標の黒い点をほじらないようにしてください。
ここもなかなか硬いんで、溶剤をかけたのちゴム手袋をして回します。

これで絞り羽根が両面共むきだしになります。
基本油じみしてますが、オート(シャッター切った時だけ絞り羽根が絞られる機能)はないので神経質に清掃する必要はないです。
*油には絞り羽根のサビ防止の意味合いもあるそうです。
逆に気張って清掃して絞り羽根が外れたりすると厄介なのでご注意。

場合によっては、前玉一番奥の張り合わせレンズを締めているリングが緩んでいるときがあります。
レンズを振ってカタカタ鳴るときは、このリングか鏡筒とレンズ内部を止めているリングのどちらかが緩んでます。

リングが緩むと同時に、内側の金具もずれているので、中心に戻して締め直してください。

前述しましたが、レンズの置き方には注意して下さい。
戻すときに上になるパーツを左側から並べるのが分かりやすいと思います。

以上キャノンライカマウントの分解方法でした。


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