FUJICA ST801の分解
ザ大衆機的な見かけですが、M42マウントとしては最高レベルの機能を持つスゴイ奴。
シャッターは最高速1/2000、EBC FUJINONレンズだと開放測光が可能。(とはいえ、ペンタックスのタクマーで使っている人も多い模様。)
ファインダーが横長なので、眼鏡してると上下が切れてしまう感じはあります。
FUJICA STシリーズの仲間
ST701→STシリーズの元祖、絞り測光だけ
ST901→絞り優先AE搭載
ST605, ST605II→最高速1/700秒!?605は絞り測光だけ
トップカバー分解
巻上げレバー→巻き戻しクランクと外していきます。
シャッター速度ダイヤルや電池蓋は付けたままでOK。
巻上げのカバー外します。
ゴムオープナーの一番小さいので回すと良い感じ。
パーツの向きが違うと巻き上げが出来なくなります。
順番と表裏を見失わないように。
フィルム室内の二股を固定しつつ、巻き戻しクランクを左へ回します
中央のリングを回します。
銀の円盤は取れません。
側面のネジを二つ抜きます。
分解に必要なパーツはすべて外したので、トップカバーを上に引き抜きます。
プリズム分離
プリズムに貼りついた基盤を剥がします。
ハチマキ?に引っ掛かったスプリングの先を外してハチマキを取ります。
プリズムのカバー抜いて下さい。
斜め前方に引っ張ってプリズムを抜きます。
プリズムの前にある太いゴム線に引っ掛かるので上手く避けて下さい。
露出計の調整
左肩にある抵抗器をいじると露出計感度を調整できます。
おまけ 他のSTシリーズの分解
FUJICA ST901
絞り優先AEを手に入れた代わりに、シャッター速度は1/1000までにスペックダウンしたカメラ。
ファインダーはデジタル表示。シャッター速度がキリのいい数になってます。125→100、250→200とか。
アイピースカーテンがありますが、外さなくてもトップカバーは外せます。
FUJICA ST701の分解
分解方法は、ST801と同じでよりシンプルな造りです。
一つ違うのは、電池蓋を取らないとトップカバーが外れないことくらい。
FUJICA ST801、ST901の分解は以上です。