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Olympus Pen 初代 三光ペンの分解

初代オリンパスペンの中でも、最初期に製造されたものを”三光ペン”と呼んでます。名前の由来は花札とかではなく、三光商事が製造したから。
普通の初代ペンとの見分けかたは、まずストラップが片耳だったら怪しんで下さい。

そして、シャッターボタンをチェック
通常縦筋のシャッターボタンの溝が横だったら三光リーチ
あわせて、Φマークの線が貫通してなくて、地図記号の果樹園みたいになってたら確定です。

念のため、裏蓋のチェックも。
OLYMPUSマークの下にMADE IN JAPANの刻印があります。
場合によっちゃすり変わってるなんてこともあるかも。

一般的な初代ペンの画像も載せておくのでご比較あれ。

Olympus 初代 pen ノーマル

トップカバー分解

分解方法は、Pen Sとほぼ同様
参照: Olympus Pen Sの分解
Pen EEシリーズとの相違点は
・ホットシューのカバーを外す
・フィルムカウンターの中央のネジが順ネジ
・ストラップがネジになっている

巻き戻しレバーがメカニックで良いです。
フィルムカウンターの針が黄金なのも良い感じ。

分解に必要なパーツはすべて外したので、トップカバーを上に引き抜きます。

カウンターの上に、ワッシャーなどのパーツが並んでいるので回収しときましょう。

ファインダー清掃

トップカバーをひっくり返して、ファインダーを覆っているカバーを剥がします。
後々はただの紙になっちゃうパーツですが、この頃は金属です。

遮光紙を剥がしてファインダー内部を清掃して下さい。
前面のガラス部分は、このあとに製造されたPen Sに比べると外しやすいです。

レンズ清掃

内側の銘板部分を回すとレンズが外れます。
クモっていることが多し。
また、この状態だと絞り羽根が外れやすいので注意。

Olympus Pen 初期 三光ペンの分解は以上です。

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