Ricoh XR-8の分解
プラスチックな見かけに似合わず完全なるフルメカニカルカメラ
販売台数は少なく希少です。
機能的には、「特筆すべきことがない。」なんて揶揄されてますがとにかく軽い。
操作系もシンプルで迷う事なし、気軽に撮るなら最適です。
電池を使わずにタイム撮影できるのが、この時期のカメラとしては非常にレアで天体撮影にもってこい です。
と色々書きましたが、今の所安くしか売られていない模様。
タイム撮影のやり方
シャッターを開きっぱなしにしておける機能をタイムって言います。
①シャッターボタン押す
②ミラーアップのまま、シャッターが開きっぱなしになる。
③もう一度シャッターボタン押すとシャッターが切れる。
バルブでいいじゃん?と思う人がいるかもしれませんが、天体撮影の場合には、何時間もシャッターボタン押し続けてるわけにもいかないのでこういう機能があります。
とくにXR-8は電池切れの心配がないので、好きなだけタイム撮影ができます。
使い方は少し独特で、シャッター速度ダイヤルをBに合わせて、巻き上げレバーを戻す(収納する)とタイム撮影可能です。
トップカバー分解
巻上げレバー、巻き戻しクランク、シャッター速度ダイヤルと外していきます。
巻上げレバーの丸いカバーを回したくなりますがNGです。
上面が全体がカバーになっています。裏側のネジで止まっているので外して下さい。
中央の円盤を横にずらします。
円盤が上に抜けます。
パーツが組み合わさってますが上に抜けばいいです。
フィルム室内の二股を固定しつつ、巻き戻しクランクを左へ回します
3本ネジを抜いてASAダイヤルを外します。
シャッター速度ダイヤル中央のネジを外します。
側面のネジ抜いてからトップカバーを上に抜きます。
プリズム分離
プリズムを左右から止めてるパーツを外します。
上にある基盤が邪魔なのでめくっていきます。
つっかかるコードのハンダを2本程外せば結構めくれます。
接着されているのでなかなか外れづらいですが、力ずくでプリズムを上に引っこ抜きます。
Ricoh XR-8の分解は以上です。