いいお産!?
昨日の息子の誕生日は、ある時から1103(イイオサン)の日と呼ばれてお産のイベントが盛んにおこなわれる日となっていた。
だが、息子の誕生日は、我が家の地区では昔から秋まつりで神様に豊穣を感謝する日だった。お誕生の日も昼前に神楽を担いだ子どもが家にやってきた。こういう行事ごとで人が出入りしているときは社会脳が働き、お産も一気にはすすまない。微弱な陣痛が始まったぐらいだった。ようやく夕方から本格的になり夜に息子は生まれた。
さて、いいお産の日にちなんで、
いいお産とは?
お産にいい悪いは本質的にないと思っている。
周りの医療者や家族などが、『あの人のお産はいいお産だったわね~』などと評価の言葉を述べることがあるが。。。。本人にとって本当にそうかどうかは別である。さらに、お産の時にただ静かだったからいいお産。誰か医師や助産師はてはドューラのコーチ!やガイドに従ってのお産の場合に良いお産だというのであれば、!???である。
アクティブバースの場合、本能的な野生的なお産の場合、
出産が始まって産婦が泣き喚いたり、大声を出したり、うなったり、泣いたり、時として誰かの腕に爪を立てたり、あるいは夫の腕にかみついたりとかしたとしても本人は、そんなことさえも産後に忘れて思い出せないときは本人にとっては「いいお産」なのだ。
決して、お行儀よく、上手に呼吸が出来たり催眠状態の誘導に乗ってお産することが、他からの評価のいいお産と言うことではないのだが。。。
そもそも命に良いも悪いもなく、お産にも必然があれば、医療行為もあるし、そのことにいい悪もなく、ただ生まれるのみなのだが。。。
しかし、産む母親や生まれてくる子どもにとっては納得や満足のお産はあるが、それとてそれぞれがみな違うのだ。
誰かが評価するいいお産は私はあまり好きではないけどね。