人が自分の力で産むには…そこに向き合う東京の助産院
牛のお産が、人の手で引っ張り出せないといけなくなった場合。3世代にわたって自然に自力で産むまでに戻すのかかるそうらしいです。
人間の場合はどのくらいなんでしょうか?
初産の時に帝王切開になった。2人目は、何とか下から(経腟)分娩をしたいと、受け入れてくれる病院に出会って経腟分娩でお産をした。
初産の時、お産の進み具合が。。。。本人と、病院の合意の上で陣痛促進剤を使って出産を速めて経腟分娩をした。2人目とか3人目で、陣痛促進剤を使うと、絶え間なく(休み暇なく…間欠期がない)ので、そういうお産は今回は嫌だと自分と赤ちゃんのリズムでのお産をした。
お母さんは、自分を帝王切開で産んでくれた。姉は経腟分娩だった。自分は、経腟分娩で生まれたのではないので本当に下から(経腟分娩)で産めるのだろうか?と、不安を持っての初産の人がいた。お姉さんは、経腟分娩で生まれているのでお母さんの遺伝と経験を引き継いでいるはずなのだから、身体を整えたら、できるはず!と伝えたことがあった。そして、無事に経腟分娩ができた。
では、帝王切開で親から子へ子から孫へ、3代続いたらどうなるのだろうか?と、ミシェル・オダン氏は、問題を提起している。
人間の場合は、言葉や思考も関係する。ので、牛と同じとはいかないはず。経腟によるお産によって、生まれてきた記憶はDNAに刻まれてきているはずなのだから、その遠い細胞レベルの記憶を喚起していくことにより下から(経腟)分娩ができるのではなかろうか?
実際、そのためのカリキュラムを丁寧に一人ひとりに向き合ってお産まで院長先生はじめスタッフが、一丸となって取り組んでいる助産院もある。
初産の場合でも(今、初産の人を受けない。お産を受けない。母乳だけ。あるいは産褥入院だけなどの助産院は少なくない中。)いつも真摯に真剣に取り組んでいる【まんまる助産院】
もう、東京では数少ない助産院となってしまっているが、武蔵の自然が残る環境の中様々な取り組みをして産む人の力が発揮できるよう多角的なプログラムが組まれている。
院長の椎野まりこさん曰く『まんまる助産院は、牛が3代かかって自力で出産できるようになることをあらゆるプログラムで1代でできるように取り組んでいるのよ!』と。
それは、お産を大事にすることが、子育てや子育ちにとても有効で結果的には楽だとわかっているからでもある。そして長期的に見て、人類の健康と愛情の形成にもかかわる大事なプライマルヘルスに通づることになる。