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絵本の寄付活動について~新たな気づきと今後の展開~

 施設への寄付分の送付を始めてから約2ヶ月。その後も、地道に寄付活動を続けています。
 寄付にあたってはネットや口コミ等で情報を集めてコンタクトを取り、寄贈を受け入れてくださった施設に送る、というのが基本的な流れになるのですが、公的な機関に関しては、担当者の一存で決定できないことも多く、場合によっては返答まで1ヶ月程度かかることもあるとのことで、今は結構、待ち状態の案件が増えている状況です。
 また、前回のnoteの記事で、絵本を読んだ方からの感想について少し紹介させていただきましたが、設置する場所についても色々とご意見をいただきました。

 まず、本好きのお母さんからは、「子どもが一緒だと、なかなかゆっくり本すら読めない。本くらい、1人でゆっくり読みたいんだけど」と。これは非常によくわかる話で、だからこそ、少しでもいいから1人でゆっくり息抜きをする時間を持ってほしい、という思いが私の中にもあり、そのため、子育ての関連施設だけでなく、一般のブックカフェ等も寄付先として考えていた経緯があります。

 しかし、本との出会いとは不思議なもので、思わぬ場所でふと手にとったものから世界が広がることもある……。そういう意味では、例えば、町中や駅等に設置されている身近な本棚だったり、美容院やネイルサロンの待合い室だったり、ママが一人で出かけた時に、さりげなく手に取れる場所、というのもいいのかな、と、最近、感じています。
 また、Amazonのページのレビューでは、「子育て中の大人に限らず、小学校中学年〜くらいからの、色んな立場の若い人に読んでもらえたら」といった感想をいただきました。
 確かに、命の繋がりの奇跡が全体のテーマであるし、こどもにも読んでもらえたらうれしい。
 
 そもそも、児童虐待は「親がこどもを所有物と捉えている」ことが根っこになっていることが多く、児童虐待問題の解決には「こどもの権利」教育に力を入れていくことが近道なのではないか、と最近、しみじみ感じていたので、そういう意味でも、子育て中の方だけでなく、色んな世代の人に読んでもらえたら、と私も改めて思いました。
 寄付分を20冊増やすこともできたので、改めて、幅広い場所に向けて、寄付していければと考えています。もし、施設やお店の関係者の方で、「うちの本棚にも置けるよ」という方がいらっしゃいましたら、ご一報ください!


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