朗読劇に使用していただきました!
去る7月27、28日、鎌倉アクターズワークショップの7月公演「短編夏物語」にて「あの日の空の色」を朗読劇で使っていただきました。
7月初旬に、絵本を寄贈させていただいた「西鎌みんなの家」のスタッフの方から、「市内で公演予定の朗読劇で使ってもらえないか提案してみる」とのご連絡をいただいていたのですが、まさかの採用に。私も27日(土)の昼の公演を観覧しに行ってきました。
朗読劇ってどんな感じなんだろう……と予備知識のないまま、伺ったのですが、演劇作品2本の間に、私の絵本を含む3冊の絵本を、各出演者がそれぞれのスタイルで読むという構成で「あの日の空の色」は21歳の若き女性、森田春菜さんが読んでくれました。
自分の著書を他人が読むのを聞く、というのは初めての体験で、ドキドキするようなこそばゆいような心境でしたが、絵本のシーンに合わせた音響がさりげなく背景に流されていたりして、ああ、こういう世界があったのか、とまさに目から鱗の体験でした。
ちなみに、あとの2作品は「おれ!カエルやめるや!」と「Today(今日)」だったのですが、「おれ!カエルやめるや!」はコミカルなカエルさんの願望をゼスチャーも交えて楽しく聞かせてくれ、一方、「Today(今日)」は子育て中の母親の心境をしみじみと心に染み入る優しい語り口で聞かせてくれ、本当に皆さん、個性豊かで面白かったです!
私も娘達の小学校で5年ほど読み聞かせをやっていたので、気づけば、その時のことを懐かしく思い起こしていました。
季節や行事にあわせて、どの本を読もうか図書館で何時間もかけて選んだり、学年やクラスの雰囲気をイメージしてどんな風に読むかシュミレーションしたり、登場人物ごとに声色をかえて読む練習をしたり……。
初めの頃はドキドキしてしまってなかなか上手に読めなかったんですが、最後の頃は、こどもたちが「こんな本もあったんだ」とか「この本、面白そうだな」とか、少しでも本に興味を持ってくれたらいいな、と結構、熱い思いを込めて活動していました。
そういう意味では、私自身がこの絵本を朗読する、といった活動もありかもしれないと思ったりもして……。色々とインスピレーションを刺激された1日になりました。
また、なんと公演後に著者として紹介までしていただき……。販売もできるかもしれない、と事前に言っていただいていたので、とりあえず5冊だけお持ちしたところ、あっという間に完売したそうで、本当にうれしいやら、ありがたいやら。
うだるような暑さで溶けそうだった鎌倉の夏の1日。私にとって忘れえぬ日となりました。
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