Vol.5 ZOOMによる第2回打合せ~第3の選択肢の可能性~
絵の描き手もまだいないし、もう少し方向性が見えてからまた連絡を取り合いましょう、ということで、先方からも「何かわからないことがあれば、またいつでも聞いてください」と言われて終わった第1回打合せ。
絵の描き手について、案外、トントン拍子で話が進んだこともあり、具体的なところを詰めていこうと、出版社のHPでこれまで出版された作品などを眺めながら、色々考えていました。
そこで「?」と思ったのが、先日の打合せで話の出なかった「ポエムピース」というレーベルから出版された本があったことでした。
詩をメインに扱うレーベル、とのことでしたが、大人向きの雰囲気で、より「言葉」によった作風の本が多かったことから、自分の作品のテイストを考えた場合、このレーベルの中に収まるのが一番しっくりくる感じがしました。それなのに、なぜ、前回このレーベルについての話が一言もなかったのか。
その件も含め、その後出てきた疑問点についてメールで問い合わせると、「細かいところについては、メールでなく、直接お話しした方がいいと思うので」と言われ、ZOOMで話をすることになりました。
絵の描き手が見つかったことを、実際にその方が手がけたイベントチラシの現物等を見せつつお話しすると、「いいですね」と大変好反応。そして、「絵の費用の方はどうするつもりですか。出版にかかる費用を2人で折半すればそれぞれ半額ですむので、負担を軽くすることもできますね」と言われましたが、こちらかお願いして描いてもらうのに、そこを相手に請求するなんてとんでもないこと、と思っていたので、「そこは私が負担します」と伝えました。
そして、私が最も聞きたかった「ポエムピース」の件は、詩をメインに扱うレーベルであること、発行部数としては、モモンガプレスとみらいパブリッシングの中間の500部程度だが、取次業者が「なるべく返品はしないで欲しい」という方針の会社なので、書店側が購入に二の足を踏む傾向があり、あまりお勧めはしない、とサクッとかわされました。
しかし、私としては、モモンガプレスもみらいパブリッシングも、帯に短したすきに長し、といった感があったので、中間のポエムピースがやはり一番しっくりくる気がして…。
ZOOM打合せの後、「やはり、見積りについてはポエムピースを含めた3つのレーベルで出してもらえないか」とお願いしました。
「詳細な見積りを出すにあたっては、自分でどれだけ売れるか、というところも大きい。以前、本を出された方が作った販促計画のひな型があるので、後日それもお送りしますね」との話もあったので、この時点では気合いを入れて販促計画を立てる気、満々だったのですが……。