アイドルが夢を叶えた瞬間を見届けた。『SW!CH:FUYUKA』
どれだけのオタクが、自分の推しているアイドルの「夢を叶えた瞬間」をみることが出来るのだろうか。
本業のアイドルとしての夢とは違うが、推しの子が子供の頃から抱いていた「一つの夢」を叶えた瞬間を私は確かに見届けた。
回顧するために発端から順を追ってまとめていこうと思う。
2023.05.11
イニエスタ選手の誕生日。
この時はまだ正式な退団発表はされていないかったが、ファンとしては感じるものがあったようだ。
2023.05.25
イニエスタ選手の会見前。
そして、退団発表。
イニエスタ選手の退団試合。
2023.06.06だ。
残念な事にSW!CHのライブと重なっている。
しかしチャンスは残されていた。ライブのタイムテーブル次第では試合を観られるかもしれないのだ。
2023.5.28
タイテ待ちでオタクのように発狂するフユちゃんw
これにはオタク達も反応。休ませてあげてと各所で呟かれる。直接運営に掛け合ったファンが何人もいた。
一方私は……。
違うベクトルで呟いていたw
フユちゃんのご乱心は止まらない。
完全にオタク化してるw
そして出されたタイムテーブルは、無情にも試合時間と丸被りしていた。
この事に関してふゆちゃんは一切呟いていない。
2023.05.31
SW!CH運営が動いた。
オタクなら毎日のように見ている白地に黒文字で書かれた恐怖のお知らせ。卒業か、解散か、繋がり解雇か……。
だが書かれていた内容を要約すると「FUYUKAの推しが卒業するので、FUYUKAはライブを休みます。」というほっこりしたものだった。
――推しの卒業。
オタクにとってこれ以上大切な用事を私は知らない。
反対する奴はオタクじゃないとすら思う。
当然、このお知らせは瞬く間にアイドル界隈へと広まった。
69万表示、880件のいいね、419件のRT、206件の引RT
ツイッターだけでは留まらなかった。
各種サッカー関係のサイトまでがニュースとして報じたのだ。私もこの運営のお知らせが流れた瞬間をよく覚えている。たまたま他の現場でSW!CHオタク3人といた時に知って「やったぁぁぁぁ!」と歓喜の声を挙げた一人だ。
2023.06.01
凄まじい反応の中、フユちゃんも閉ざしていた口を開く。言い訳などしない。ただただ自分の正直な気持ちを伝えたのだ。
賛否両論が荒れ狂うネットの海。否定的な意見も書かれてしまうのではと不安だったが、そんなことはまったくの杞憂で私が目にした限りでは99%が好意的な意見だった。
退団するイニエスタ選手の世界的な知名度、推しの卒業というパワーワード、アイドル運営が私用でライブを休ませたという前例のない衝撃、フユちゃんがサッカーファンも驚くほどのイニエスタガチ勢(カンプ・ノウに2回観にいくほど)だったこと、全SW!CHオタク(メンバーも含み)がフユちゃんが観戦に行くことを望んでいたこと、フユちゃんが超絶可愛いかった(私見ですw)など、様々な要因――いや、好要因しかなかったからこそここまで爆発的に広がったのだと思う。
2023.06.02
2023.06.04
フユちゃんのLiveお休み直前の白金高輪SELENE b2 ライブに私は行った。
そこにはまさに「渦中の人」となったフユちゃんがいたが、渦中とはいわば台風の目のようなもの。台風の目は無風状態――フユちゃんの周りは騒ぎ賑わっているが当の本人はいたってどこ吹く風。いつも通りの自然体。悪戯っ子で真面目な美しい私の知っている「FUYUKA」だった。
2023.06.06
そして、ついに運命の日を迎えた。
この絵めちゃくちゃ素敵だよね。プロって凄いな。
フユちゃんは全ての人に感謝してイニエスタ選手の試合を観戦。メンバーとオタクはLIVEへ。オタク達も合間にイニエスタ選手の試合状況を報告し合ったりしていた。
■FUYUKA不在の4人SW!CH
ファンもメンバーも一丸となった最高の熱いライブだった。フユちゃんもすぐに感謝の気持ちを動画でファンに伝えた。
何度観ても泣ける。
最早観なくても頭の中で思い出して泣ける。
よかった。
推しの卒業を見届けられてフユちゃん本当に良かった。ファンの誰しもがそう思っていた。
だが――。
物語は終わっていなかった。
2023.06.23
なんとイニエスタ選手と会ってしまったのだ!
その事実を知ってから、シンデレラストーリーの読後感に似たようなナニカがずっと私の心のどこかをくすぐっていた。
この素敵な感覚を忘れない為に「note」に書き記そうとしたのだ。
タイトルは、
「アイドルが夢を叶えた瞬間を見届けた。」
しかし、私は間違っていたようだ。
このタイトルは正しくない。
イニエスタ選手はまだ日本にいる。
2023.07.01にも試合がある。
まだ夢の途中――。
SW!CHはOFFではないんだ。
と、この物語の続きを期待してしまう自分がどこかにいる。
どうか夢を叶え続けて欲しい。
そして、TIF出場や、東京ドーム、武道館でのコンサートに出るアイドルとしての夢も叶えて欲しい。
SW!CHならそれが出来ると信じている。
私はいちファンとして、その姿を眺めていたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長文、乱文、失礼いたしました。
※SW!CH公式サイトは以下からどうぞ。
■Pinky Bandage MV
※内容は全て私の個人的な考えです。
※私はサッカーに関してまるで素人です。表記や内容等に間違いがありましたら即訂正しますので発見次第ご連絡ください。
※使用した画像はトプ画以外すべて私が撮影した写真なのでご希望でしたら常識の範囲内でご自由に活用して下さい。
※SW!CHは静止画のみ撮影可能です。(会場の規定優先)