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悪女になる
1999年11月半ばの日曜日のお昼頃、あの背の低いオジサン(イケちゃんのセンパイ)から連絡が入った。
ドライブに行かないかと言うお誘い。
ヒマだったので、からかい半分でお誘いを受けた。
13時に最寄駅のロータリーで待合せ。
私は徒歩で向かった。
待合せ時間前に私の愛車とナンバーが近い、ミッドナイトパープルのステーションワゴンが停まった。
![](https://assets.st-note.com/img/1685882321547-In1TN2oGbl.jpg)
「突然の電話だったのに、
稀琳ちゃん、ありがとう!
どこか行きたいところってある?」
助手席に座るなり、ニコニコと話すオジサン。
「どこでもイイですよ~
海とかでも見に行きます?」
「そうだね~
海を見に行こう!」
そしてステーションワゴンが走り出した。
海沿いをドライブして、ファミレスで食事した。
話をしていて、悪い人ではないなぁとは思ったが、今まで私が付き合ってきた人とは違うタイプだった。
オジサンは私の一回り歳上(12歳差・当時33歳)だった。
海空先生に会えなくなってから、私は小悪魔のようなイタズラ心が沸き起こるようになってしまい、このオジサンとどう遊ぼうかと考えていた。
確かにイケちゃんの言う通り、女性経験は少なそうな感じ。
夜、自宅まで送ってくれた時に
「ねぇ、おやすみのキスしちゃダメ?」
と、甘い口調で言ってみた。
オジサンはビックリした表情で、でも嬉しそうに
「キスしていいの?」
って鼻の下をのばしてる。
だから初めてのドライブの後なのに、舌を絡めた濃厚なキスをしてあげた。
私は【悪女になっちゃったなぁ~】と内心思いつつ、おやすみなさいと伝えて車を降りた。
これは1999年11月中旬のエピソード。
これがダンナとの始まり。
惚れさせる作戦始動!
今じゃ、同じ空間にいるだけでも重たい空気が流れてるのに・・・
イライラして、吐気がする!
思い出して書いていて、気持ち悪すぎです。
車好きの私は、このステーションワゴンはATなのにマニュアルモード付無段変速機“HYPER CVT-M6”というものだったので、かなり運転しまくりました。