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新しい仕事・結婚・そして

バレンタインのプロポーズの後、佳哉はずっと浮かれた状態だった。
そして新たな仕事を始めた私は、パソコンの基礎知識の復習で結構忙しい日々を送っていたが、佳哉の希望で毎日5分だけでも会うようにしていた。
イケちゃんとは、なんだかんだで月1回は経過報告がてら会っていた。

4月になり、私は某大手電機メーカーのパソコンのユーザーサポートデスクに就職。
プロバイダーとコラボしたパソコンのみのユーザーサポートの部署だったが、商品がお客さんの手元に届く6月までは、インフォメーションセンターも兼ねていた。
15人程度が在籍しシフト勤務だったが、それなりに楽しい職場だった。
この職場でもリーダー的な上司に可愛がっていただいて、よく飲みに連れて行ってもらった。

佳哉との結婚の話も同時進行していて、休みは式場を探したり、新居の準備をしたり、それなりに忙しかった。
この頃からはイケちゃんと2人だけで会うことは少なくなっていた。
ちょうど同じ時期に、私の専門学校の時の友だちとイケちゃんが、成り行きでホテルに行ったと知った。
私が相手をする時間が週1回から月1回くらいに減ったから、時間を持て余したせいで、来るもの拒まずで1回だけSEXしたんだとか。
ただ、イケちゃん自身が面倒になって、連絡が来ても拒否していると言っていた。
知り合いとSEXしたと聞いて、ものすごく嫌悪感を抱いた記憶がある。
恋愛感情があるわけでもないのに。

佳哉は、ディ●ニー好きだった私のために、2000年7月に開業したホテルでの結婚式を提案してくれて、2001年秋に挙式披露宴の予約をしてくれた。
佳哉の両親は喜んでいたが、私の両親は結婚自体が反対のままだった。
同時期に、佳哉は実家から出てアパートに住むようになった。
私も週の半分はそのアパートで過ごすようになり、半同棲状態だった。

2000年12月になり、佳哉のアパートでカニパーティーをすることになり、いつもいろいろお世話になっているイケちゃんと、専門学校時代のあの友だちを呼ぶことにした。
実はイケちゃんと私でコッソリ相談し、4Pスワッピングを企んでいた。

カニパーティー当日、何も知らないのは佳哉とあの友だち。
ある程度食べ終えて、アルコールを飲んでいるのは私とイケちゃんのみ。
ここで作戦発動!
部屋を薄暗くして、エロい話を始める私たち。
そこで暑いと言って服を脱ぎ始めるイケちゃん。
そんなイケちゃんの提案で、野球拳を始めた。
酔ったふりをしている私たちは、速攻下着姿になってしまった。(わざと負けて脱いでいく・・・)
この雰囲気にのまれたのが佳哉で、やはりいつのまにかに下着姿に。
あの友だちは、
「やめてよ~、無理だよ~」
と最初は笑っていたが、3人が下着姿になったのを見て、逃げて帰っていった。
ここでスイッチが完全に入った私は、イケちゃんと佳哉を並べて座らせてフェラをたっぷりしてあげた。
2人の男にそれぞれ身体を弄ばれる私は、何度もイってしまった。
最高に気持ちよかったのは、イケちゃんにバックで突かれながら、佳哉をフェラで逝かせた後にもう1度元気にさせて、2人に胸にかけられた時だった。
このあと佳哉がシャワーをあびているうちに、イケちゃんともう1戦あったことはナイショ。
後にも先にもこんな経験は、この1回しかない。

これは2000年3月~2000年12月頃のエピソード。
破天荒すぎる私たち。
この事件で、佳哉が私とイケちゃんの関係に気が付いたようです。
でも自分と付き合う前のことだから、気にしないと言っていた。
本当はずっと続いていたんだけどね。

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