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第17回オレタン松山CS準々決勝

アッペ VS しろぽん

アッペ「今日はめちゃくちゃ使いたいカードあって持ち込んだんだよね〜!」

そう語るのは【ドリームメイト】を持ち込み準々決勝までやってきたアッペ
彼は陽気にデッキをシャッフルして対戦相手に渡す。

しろぽん「カードめっちゃ分厚いっすね、スリーブ何使ってるんですか??」

【トリーヴァ天門】を操り、ベスト16で【ファイアー・バード】を粉砕してきたというしろぽんは自分の1.5倍ほど厚さのあるアッペのデッキをシャッフルしながら問いかける。
始まる前のスリーブ談義、CSだとよく見る光景かもしれない。

アッペ「シャッフルしにくいでしょ、ゆっくりで大丈夫よ〜!」

分厚いデッキを慎重にシャッフルするしろぽんにアッペがフォローを入れる。
良い空気だなと思うのもつかの間、準決勝のこの試合はじゃんけんにてアッペの先攻で始まる。

先攻:アッペ

アッペは1ターン目に《お目覚めメイ様》2ターン目に《配膳犬のトレス》を繰り出して2体目の《配膳犬のトレス》を回収し盤面と手札を強くしていく。

対してしろぽんは《巨大設計図》のようなアクションはなく、マナチャージのみでターンを返し続ける。
しろぽんのマナゾーンには《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》、《光開の精霊サイフォゲート》の2枚、自然文明も水文明も無いのは苦しいか

3ターン目を迎えたアッペ、《トレジャー・マップ》を唱えると少し顔をしかめる。そして《配膳犬のトレス》を回収しそのまま召喚する。

アッペ「気合の1点か……?これ…」

アッペは自分の手札を見ながら呟く。
相手が【トリーヴァ天門】である以上、迂闊に攻撃はしたくない。
そして、しろぽんのマナを一瞥すると攻撃することなくターンを終えた。

アッペの待つ選択は正しかったか、しろぽんは《巨大設計図》をマナチャージするのみでターンを終えた。

何事もなくターンが帰ってきたアッペは満を持して《森夢のイザナイ メイ様》を召喚し、《配膳犬のトレス》のハイパーモード解放のためにタップする。
そしてターン終了時、《森夢のイザナイ メイ様》の光臨で山札を見るアッペ。

アッペ「慎重に行くか、攻めで行くか…」

アッペ「いや、攻めで行こう」

しろぽんのマナゾーンには水がない、行き得だったと後に語るアッペ。
覚悟を決めたアッペの山札から《熱烈元気モーニンジョー》が光臨。
そして《料理猫のプワソン》《ピザスターのアンティハムト》《キャディ・ビートル》とクリーチャーを連鎖させる。
アッペの場にはドリームメイトが6体。王手だ。

後がないしろぽんは《巨大設計図》を唱えると、《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》《闘門の精霊ウェルキウス》の4枚を手札に加える。
もっと早く欲しかったカードたちだろう。4枚の出目にしろぽんは苦笑しターンを返す。

王手は覆されることはなかった。
アッペは7体目のドリームメイト《熱烈元気モーニンジョー》を召喚すると《お目覚めメイ様》が目覚め、6体のドリームメイトとともにアッペに勝利をプレゼントするのだった。

WINNER:アッペ

しろぽん「いや、無理やって!!!!!」
アッペ「あはは、なんだかんだで使いたいカード使うタイミング無いなぁ」

トーナメントは1回負ければ終わり。悔しがるしろぽんは《ボン・キゴマイム》を受け取ると対戦席を後にする。
そして、アッペは準決勝のための席移動を始める。
彼の言う”秘密兵器”はこの先見られるだろうか。
アッペ、準決勝進出おめでとう!

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