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はじめて夢小説同人誌を頒布する~中編~
せめて年内には後編を……と思っていたのですが、ばたばたしているうちに年が明けてしまいました。水瀬です。
というわけで前回の続きです。
入稿しよう
前回までに作成した、中扉・本文・奥付のPDFをいよいよ入稿します。
booknextさんに会員登録し、マイページの新規注文・仮注文フォームから仕様を入力していきます。
表紙のオーダーをしよう
今回は「表紙イージーオーダー」のため、正式発注前に表紙の発注をしました。
発注フォームの場所がちょっとわかりにくいですが、イージーオーダーのページの真ん中あたりにあります。
表紙依頼フォームは必要事項を入力して送信するだけ。
ちなみに会員番号はマイページ内の会員情報にありました。
サイズは先に決めていた通り「A5」を選択します。
ここで注意すべきはページ数の数え方。
「表紙込みの総ページ数」なので、少し注意が必要です。
原稿の最終ページのノンブル+2と考えると分かりやすい気がしました。(※3ページ始まりでノンブルをつけている場合)
前編でも書きましたが、booknextさんは既定のページ数でしか入稿できないので、もし該当のページ数がない場合は本文を書き足したり削ったりして合わせるか、空白ページを足して既定のページ数になるようにします。
そして重要なデザインの情報です。
私が入力したのはざっくりこんな感じでした。
背景テンプレート:0033-幻想都市
テーマカラー:R100 G180 B230
デザインご要望 (備考)
テーマカラーは海のような水色をベースに、キャラのイメージカラーである青と黄色を使用していただきたいです。VSモノの夢小説でしっかり落ちもあるのですが、基本は『仲の良い三角関係』というイメージです。
甘く可愛らしい印象よりは、優しく淡い印象の中に、どこか芯のあるようなイメージ。
背景テンプレートはあらかじめ番号をメモしておいたので発注画面では迷わず選択できました。
タイトルテンプレートや文字の方向等は制作事例から「おまかせ」がよさそうだな……と感じていたので「おまかせ」としましたが、これが使いたい!という雰囲気のものがあれば選ぶと良いと思います。
確認画面で問題ないことを確認したら発注!
この発注後、2営業日以内に本文の発注が必要とのことで、ここからは流れ作業で本文入稿に進みました。
注文しよう
「イージーオーダーシンプルセット」を選択し、注文予定日、コース、本のタイトル……と必要事項を入力していきます。
今回は少部数なのでコースは「オンデマンド」。
サイズやページ数は表紙依頼フォームに入力したものを同じものを選びます。
製本方法は「無線綴じ」にしました。
綴じ方向は縦書き小説なので「右綴じ」です。
表紙の紙については正直なんも分からん!だったので既定の「スターアートボード 19.5kg」のまま。
表面加工は「クリアPP」を選択しました。「マットPP」と「なし」も選べましたが、クリアPPかマットPPのどちらかはつけておいた方が良いような気がします。
一通り入力出来たら「仮注文として保存する」でいったん情報を保存することができます。
保存した仮注文は「新規注文・仮注文リスト」から確認できます。
PDF入稿
無事仮注文が保存出来たら、入稿するボタンからPDFを入稿します。
目次と本文、奥付をアップロードしていくのですが、目次と本文と奥付でファイルが分かれていても大丈夫でした。
入稿画面では白紙ページを追加することもできるようですが、ファイルの途中などには入れられなかったので注意した方がよさそうです。
本文ページに全てPDFが表示されたら、「表紙設定」へ進みます。
今回はイージーオーダーなので、ここでは特にやることはありませんでした。
アップロードボタンへ進み、アップロードが終わるとプレビュー画面に切り替わります。
プレビュー画面で全てのページが正しい順番でアップロードされていることを確認して正式発注に進みます。
表紙デザイン見本が届いた
実は表紙の発注から本文入稿・正式発注までをド深夜の3時とかにやっていたのですが、注文・入稿受理メールが同日の朝8時くらいに飛んできていてびっくりしました。仕事が早い。
そして更に驚くことに、その日のお昼13時過ぎには表紙デザインが届きました。仕事が早い……!
![](https://assets.st-note.com/img/1737445452-iH4okBsTcI5M21jxwtPK7Gba.jpg?width=1200)
三角関係の本なので三色でぴったりだ……と無駄に感動しました
予想以上に素敵に仕上がっているデザインにテンション爆上がりです。何これ凄い。
修正点があれば二日後の朝8時までに返信してくださいとのことでしたが、しょうじき修正して欲しいところなんてないよ……!
同時に頼んでいたもう一つの方は、「動物のイラストを減らして他グッズのバランス整えて!」という修正を出しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737445814-2z7X4T61QZcH8xu3nLG9yNav.jpg?width=1200)
二時間で修正があがってこれまたびっくりしました、し、仕事が早い……!!!!
ちなみに修正できるのは一度きりなので、細かな希望とかがある場合は伝え方が大変かもしれないなぁ、と思うなどしました。
入稿完了!
表紙にOKを出した(&修正が届いた)あと、一日と待たずに入稿完了メールが届きました。だから仕事が早いんだってばよ。
後は本が届くのを待つのみです。
無配を作ろう
入稿した新刊を待っている間に、突然無料配布を作ることを決めました。多分ノリと勢いです。
pixivに投稿済の短編をネームレスに書き換え、A6サイズの中綴じ冊子を作りました。家にプリンターがあるので印刷は自宅です。
表紙を作ろう
表紙は無料で利用可能な画像を探し、Wordで作成しました。
半分に折って製本するのでWordのサイズはA5横。真ん中から左半分が表紙のおもて、右半分が裏になります。
画像は背面に設定して左半分の位置に配置し、段組みを二段に。なんとなくいい感じの位置にタイトルを入力しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737613643-KbYDLIdHRexrvZOymczNC98G.png?width=1200)
これは後から気づいたんですが、同人誌表紙メーカーさんを利用しても良かったですね……。その場合は「A6表紙」を選んで背幅0ミリで作成すると良いかと。
作った表紙はダイソーに売っていたマット紙(A4)を、以前から使っていたペーパーカッターで半分に裁断しA5サイズにして印刷しました。ダイソーさまさまです。
本文を作ろう
本文は前編で使った知識を駆使してWordで作成。
テンプレートはbooknextさんの文庫サイズ中綴じ用をお借りしました。
中綴じは4ページ単位で作成する必要があるため、中扉と奥付含め8ページ分の本文を作成しPDFに変換します。
本文用紙は家にあったA4コピー用紙を半分に裁断してA5サイズに。
Adobe Acrobat Readerを利用している場合、印刷時にページサイズ処理で「小冊子」を選択すると自動で中綴じ面付をしてくれます。自分で面付考えなくていいのめちゃくちゃありがたい……!
両面印刷可能なプリンターだったので「両面で印刷」、綴じ方は「右」を選択。プリンタ側の設定で用紙サイズをA5に設定して印刷しました。
製本しよう
中綴じ製本には5年くらい前にダイソーで購入した「まわるホッチキス」という商品を利用しました。商品ページが消えていたので現在は終売してるみたいですね……。
ちなみに中綴じ自体は180度開く普通のホチキスでもできるみたいです(参考)。
印刷した表紙と本文を全て半分に折って重ね、順番が間違っていないことを確認。
問題なければ何となくこの辺かな?という上下二か所にホチキスを留めたら完成です。わーい!
本が届きました
話を戻しまして。
入稿完了し、表紙にOKを出してから約一週間。
完成した本が自宅に送られてきました。
凄い!ちゃんと本になってる!!わー!!!(語彙力の喪失)
![](https://assets.st-note.com/img/1737479303-LC3ZmlIe4qwEJvOi9Ytf2csn.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737479303-sdwmUzg6opYkeyrP7t5qCi2A.jpg?width=1200)
さて、この本を携えていざイベントへ!
というところでそろそろ長くなってきたのでもうひと分割します……。
次回イベント参加準備&当日編で終わる、予定。
ここまでお読みいただきありがとうございました!