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「育てる」を知ろう!

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魚を飼育するときに生じる「何これ?なぜ?」を一緒に学んでいきます。魚を育てている方、魚が好きな方、養殖のことを勉強していきたい方が読んで貯め占める発信をまとめます。
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#仕組み

UV殺菌は織田信長。ろ過の弱点を補うイノベーション

UV殺菌は織田信長。ろ過の弱点を補うイノベーション

陸上養殖では、魚を十分なサイズになるまで飼育し出荷します。
育てる期間は半年から数年かかるものも。

どこかで魚の飼育環境が悪くなったり感染症が発生し、大量死、なんてことがあれば大きな損害が生じます。だからこそ、常に正常な水質を維持・管理することは養殖事業が安定的であるためにとても大事な要素と言えます。

今回ご紹介するのは「紫外線(UV)殺菌」について。

具体的な仕組みについては、丁寧な解説が

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水温を上げるヒーターの仕組み~部品同士の連携作業

水温を上げるヒーターの仕組み~部品同士の連携作業

育てるを育てる。AQSimです。

外気が寒くなる季節、水温ヒーターの稼働を抑えることが魚の飼育コストを抑えるポイントになります。

先週の記事では
梱包シートを使って簡単にできる方法を1つご紹介しましたが、

そもそもな話、
水温ヒーターはどんな仕組みで動いているのでしょう??
これを知っておけば、知恵を活かして別の節約の仕組みを思いつくかもしれません。

 水温ヒーターの3ポイント一般的に水温

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水温を下げるクーラーの仕組み~冷媒ガスは旅をする

水温を下げるクーラーの仕組み~冷媒ガスは旅をする

育てるを育てる。AQSimです。

暑い季節。

クーラーが効いた部屋に入ると生き返る心地がします。

魚だって同じです。

気温が高くなれば水槽内の水温も上がっていってしまいます。水温の解説記事で説明したように、魚にとって水温がよき範囲で保たれることは超重要。だからこそ、アクアリウムや陸上養殖では大きな電気代を費やしてヒーターやクーラーで水温を維持する必要があるのでした。

では、ここでみなさん

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