昨日1日ストライキを決行した百貨店・西武池袋本店が、
外資ファンドを通じてヨドバシカメラに売却されることが決定。
今後の改装・リニューアル内容は不明ではあるものの
ヨドバシカメラの店舗面積がかなりの比重を占めていくことは間違いない。
私は子供〜20代くらいまで西武池袋線の沿線で生まれ育ったこともあって
「百貨店といえば池袋西武」というイメージが今でもある。
もっとも最近はほとんど池袋へ行くこともなくなったが。
今でも西武池袋本店は日本有数の売り上げがあると聞く。
「それなのに何故こんな騒動に?」と首をひねりたくなるもなるものだが
西武という組織が「他の鉄道系企業とはちょっと違う」というのは周知の通りで、
今回はそこらあたりのことがマイナス面として作用してしまったということなんだろう。
鉄道系会社は西武ホールディングス(だったかな?)…としてとりあえずは西武鉄道として
未だちゃんと生き残っているのだろうけれど、百貨店を率いていたセゾングループは
とうの昔に解体・消滅してしまい、その後は現在の「所有企業のたらいまわし」状態。
'80〜'90年代の「新しい文化を先導するセゾン」のイメージを持っていた中高年以上世代は
寂しさを感じていることは間違いない。
「無常」「盛者必衰」。西武本店の今回の顛末を眺めていると、
古めかしいそんな言葉が頭を巡ってしまう。
建物はリニューアルか、それとも新築か。
古い建物だから見た目のマンネリを避けるためにも、新築もありなのかもしれないな。
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