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ピアノとオルガンの日々 ジャズともオルガンとも関係のない話

ジャズともオルガンとも関係のない話になってしまうが、
「もうクラシックピアノに興味を持つこともあるまい」
と思っていた自分が、今年に入ってからある日突然
「そうだ!クラシックもまた弾いてみよう」と思い立ち、
毎日少しずつ練習をしている。

今、やっているのはショパンの「革命のエチュード」。
知名度があり、いわゆる「ベタ」な曲だが、
ピアノ弾きであれば「いつかは弾けるようになりたい」
憧れの曲でもある。

今回はじめて挑戦するわけではなく、
日付は明確には覚えていないが
10年くらい前にチャレンジしていた。
当時の譜面を取り出し、
久々に譜読みをしていく。

超低音・超高音の音符の読みがむずい…。
譜面はまっさらなままにしておいても
何の得もないと割り切り、
赤ペン・青ペンで容赦なく
わかりやすく書き込みを入れていく。

自分が近年、数十年、クラシック以外の音楽
(ジャズ・ポップスなど)ほぼ一辺倒になった理由のひとつには
「譜面通りに弾く」ことの不自由さに辟易したというのがある。
自由な移調やコードチェンジすらも認められない
クラシックとはなんと不自由な音楽か、といつも思っていた。
正直に言えば、不自由もあるが、
「難しい」という回避の理由も確かにあるのだが。

「まったくその通りでなくても、
自分流に、カッコよくまとまっていれば
それでいいじゃん」というジャズ的な定義に
すっかり感銘を受けていた、というのもあった。
しかし「譜面通りに一音、一音を音を出していく」という作業も
大変だけれどもなかなかに楽しい作業だということに
今回取り組んでみてあらためて気づいたりしている。

ジャズでは「自分で弾きやすいよう」
言ってみれば「ラク」な指使いをしてしまう場面でも、
クラシックでは「こんな指使いありか」という運指も
いつの間にか身につけたりしている。

そうは言っても「革命のエチュード」の難度は高い。
完成まで、一体幾日かかるのだろう。

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