ぼくは魔法使いになりたかった19

ハルクから、疲れない程度に現状と
ぼくの立場をきいた。

ぼくの新たな肩書きは、ハルクの
師団所属の大魔法使い見習い。

今は身体を治しながら、少しずつ
国やこの世界を学び、ここで暮ら
すか、帰るかを決める。

まぁ、また何かやらかせば、即、
追い出されるな

そして、あのじーさんはやっぱり
この国の大魔法使いだって、

事情通の副官によれば、50年前に
その立場を嫌がり消えたとされている。

龍も言ってたけど、それだけじゃ
なさそう。

「そう言えば、ハルク僧衣って何
がある?」

「オレは、詳しくないな。あとで、
師団の魔法戦士を寄越す」

すっかり、優しくなってしまった
ハルクにぼくだけでなく、回りも
とまどいはじめてる。

「聞いてもいいかな、なんか態度
変わってない?」

一瞬動きが止まる。

「なにも、ない」

その間が気になるんだって

「はじめてお前を見つけたとき、
似ていると思った。」

えっ?誰にそれ以上いうつもり
のないのがわかった。

わけわからないけど、大魔法使い
だからじゃないなら、ひとまずいいか

わぁーでも気になるんだよ。
ベッドでバタバタしてる

オレをだれかが笑ってみてる。

第19回ここまで

つまらない、あきた、

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