ぼくは魔法使いになりたかった22
また、幻の男性がいる。
今日は子どもいないのか、隣の女性はやっぱり火龍かな。
心が踊る。
きれいな女性だから?違うな属性だから、身体も心もドキドキする。何か言ってるぼくに?違うなこれは、
~話し合いの記憶~
「どうしても、あなたが行かないとならないのですか?」
男性は言葉も物腰も丁寧だが、はしばしに、悲しみが、にじむ。
「そうよ、約束したじゃない。私たちの子どもを育てる手伝いをすると・・・」
女性は少しずつ、ヒステリックになる。
「わしの力を継げず、こちらに生まれても馴染めない子どももいる。逆に向こうで生まれても、万が一継いでしまえば、力をもて余すものも出るじゃろう」
「なに、ちょっとレールを作るだけじゃ」うれしそうに言う。
「なにもずっといるわけじゃない。そんなに心配するな」若い二人の心配を笑い飛ばす。
「すぐに帰ってこれるじゃろて、あとを頼む。」
プツン
ここで、幻の映像は消えた。なんでぼくなんかに、この映像を見せたのだろう。
とまどいながら、目をあけた。
「彼方・・・」ベッドの脇にいる、ハルクの心配そうな顔が次第に目に入ってきた。
第22回ここまで
拝啓、カチャカチャ背景は難しー
焦らずボチボチです。
つまらない、あきた、どうでもいい、
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