ぼくは魔法使いになりたかった9
眠れそうにないとおもったが、本当に眠れない。
身体かゆい。
わらのような服はごわごわで、柔肌とは言わないが、慣れない肌にはきつい
形ばかり、幌のしたに寝転がりジタバタする。男ばかりとはいえ脱いで寝るわけにも行かず、朝には消耗しきってしまった。
目の下にくまを作り起きたら、みんなしたく終わっていた。甲冑がズラッ!カッコいいなぁ。
小山のような隊長は目で早くしろと言っている。きたことのない甲冑。軽装なのにめちゃくちゃオモッ
見よう見真似やっと着る。
歩く度に地面にめり込む感じがする。ついていくのもやっとだ。体力ないなぁ~
洞窟が近くて助かった。寝不足、甲冑重い、かゆみメンタルぼろぼろだった
近づくにつれて徐々に暑くなってきた。地面が熱い。それに、凄まじい音がして驚き飛び上がった。
「隣国のナリムが来ている様です」副官の1人が小山のような隊長に報告する。
かなりの魔法を使える奴だなとは思う。でも、全部弾かれてる。
あれじゃ相手を怒らせるだけだ・・ぶつぶつ言っていると近くにいた兵士がなんだ?という顔をする。
「いや、どうみても相手をしてるのは土龍。攻撃をかわす、衝撃を和らげるそんな魔法しか使ってないのに、」
「なんで嫌がる魔法しか使わないのか?わからない。火龍ならとっくに怒って丸焦げだぞ」
「お前は魔法に詳しいな。オレは全然ダメだった。少し勉強したけど先生に才能ないって言われたよ」
そいつをよくみると、火魔法の習得度がおかしい。火魔法を習得しきらないうちに反対の魔法を教わったようだ。
「一個だけ聞いていい?なんで火マジのくせに中途半端に水魔法覚えた?」「えっ?先生が両方覚えた方が早く強くなれるって違うの?」
うーん、間違っちゃいないんだろうけど、このランクの奴に言ってもわからないだろうなぁ。
「間違っちゃいないんだろうけど、段階がある。まだ、いらないと思う。」そっかと悄気る姿に
ぼくは、その水魔法をそっと、おさえてみた。使えないんじゃなく他の魔法に影響しないように。
自分でもなんでこんなこと出来るのか不思議だった。
第9回ここまで
今の魔法かな、少しずつ展開はしています。長い目で見守って下さい
つまらなすぎる、あきた、うーん😔
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