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第三回 前田建設工業株式会社様と合同勉強会開催レポート

前田建設工業株式会社(以下:前田建設様)は、建設を総合的に請け負う従来の建設会社の形から新しいサービスを融合させた「総合インフラサービス企業」への変革に向けて、積極的に最先端の技術を取り入れています。

2024年11月8日(金)、アジアクエスト本社(東京都飯田橋)にて、前田建設様とアジアクエストの第三回エンジニア勉強会が開催されました。

合同勉強会の目的&趣旨

本勉強会は、前田建設の情報システム部の皆様とアジアクエストのITエンジニアが共同で実践的な生成AIの活用方法を創出するヒントとなることを目的に定期開催しており、この度第3回目をむかえました。


今回のテーマは

第3回合同勉強会

土木技術部における生成AI活用に向けた勉強会

土木の現場における生成AIの活用について具体的な業務課題を提供していただくため、前田建設土木技術部の皆様をお招きしました。

講義「いいプロンプト・わるいプロンプト

弊社デジタルイノベーション部部長菊池による講義「いいプロンプト・わるいプロンプト」

簡単なアイスブレイクを行った後、弊社デジタルイノベーション部部長菊池による講義「いいプロンプト・わるいプロンプト」が行われました。

講義ではプロンプトの仕組みから「いいプロンプト」のつくり方についての詳細なレクチャーがありました。

「いいプロンプト」を作るためには、特に「内容の具体化」「制限や条件の設定」「追加質問による深掘り」の3つの要素が重要になってくるとのこと...

みなさん集中して聞いていました。

プロンプト開発のハンズオン

次に、実際の業務で有効なプロンプトの開発に挑戦するハンズオンが行われました。

①対象とする業務課題を土木技術部の皆様からヒアリングし要件定義

②洗い出した業務課題に対して有効なプロンプトの開発・検証

③開発・検証の成果をまとめ成果発表

という流れです。

ハンズオン① ヒアリング〜要件定義

前田建設土木技術部の皆様の業務課題を生成AIで解決するため、それぞれのグループで現状の業務内容の理解や課題についてヒアリングを行いました。

結果は要件定義(ワークシート)により課題優先度と課題解決難易度の2軸でまとめられました。

「施工現場のセンサから計測したデータを活用した管理システムに新たな価値を見出したい」「開発した新技術に新しいユニークな名前をつけたい」などの課題があげられました。

ハンズオン② 開発・検証段階

次に、要件定義された課題に対し、実際にプロンプトの開発を行って課題解決に取り組みました。

プロンプトの開発については先の講義の「いいプロンプトのつくり方」を参考にしながら、各グループで優先度順に進めていきます。

プロンプトの開発時間は60分。その間、各グループで活発な議論が交わされました。

ハンズオン③ 成果のまとめ・発表

1時間のプロンプト開発の後、各グループで成果のまとめと発表が行われました。

各グループの発表時間は1チーム30分で、全5チームが発表を行いました

発表では、各グループ「課題概要」「開発したプロンプト」「評価(アウトプットに対する満足点や不満点など)」について説明がありました。

勉強会の締めくくり

締めの挨拶は土木技術部の井上様からいただきました。


本日は現場で働かれている方だからこそ提供が可能な貴重な課題をテーマにさせていただきありがとうございました。

各参加者がプロンプトの開発と運用について自身のこととして捉え、活発な議論が行われた熱気のある勉強会となりました。

勉強会の後は懇親会

勉強会の後は、毎回お馴染みの懇親会。

今回も多くのメンバーが参加しました。

普段仕事ではなかなかできないプライベートな話でも盛り上がり、より関係が深まる懇親会となりました。

参加したアジアクエストメンバーの感想

参加したメンバーから、一部感想を聞きました。

🎤藤原さん

初めて前田建設様との勉強会に参加させていただきました。

皆様の普段の業務内容や、抱えていらっしゃる課題について直接お伺いすることができ、大変貴重な時間を過ごすことができました。

今後もまた勉強会に参加させていただければと思います。

🎤テフンさん

前田建設工業様のエンジニアの皆様と実際にお会いし、抱えている課題や悩みを直接伺えたことで、私自身も大変勉強になりました。また、問題に対して一緒に思考を巡らし、考え方を共有できたことは非常に有意義な時間だったと感じています。今後もこのような交流を続け、より深い議論や意見交換の場を持てることを楽しみにしています。

🎤伊藤さん

今回は前田建設様の社外交流会に初めて参加させていただきました。

普段の業務では実装部分をメインで担当することが多いので、お客様の課題について議論する機会は貴重な体験となりました。

今後も引き続き交流会に参加させていただければと思います。


この勉強会は今後も定期的に開催されます。

アジアクエストは前田建設の皆様との繋がりを深めながら、

より良いご支援ができるよう日々努めてまいります。

この度は、ありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!