初恋…恋愛小説のように…【詩、短歌、俳句、川柳、都々逸、替歌】
暮れ行く秋の夕暮れ
開け放った窓から忍び込む風と
傾く西陽は部屋を柿色に染めた
風は記憶のページをめくり
西陽が栞を挟んだページを開き
自分で書いた恋愛小説を読み返す…
秋の夕陽で染まる彼の部屋で
柿の味がした初めての口付け…
本気で恋をした6年の
エピローグまで書かれた私の恋愛小説は
時々こうして秋の夕暮れに読み返す…
今は…
新しい恋愛小説を書きながら
不透明なプロローグの書かれた物語を
秋の夕に読み返している…
少しずつページが増えていき
栞を挟みながら読む
今も書き続ける恋愛小説第2章…
エピローグまで書きたくない物語…
自分で書けなくなる時が来るまで
終わらせたくない…
安桜芙美乃
短歌
初恋の想い出染めし柿色の西陽が包むベッドを見つめ
この想いただ伝えたいだけなのに眠れぬ夜に胸を焦がして
俳句
唇を奪えば鶴瓶落としかな
川柳
書いて消す想い列ねて朝になる
都々逸
想い列ねた手紙も書けず
本の栞にしたためる
折句
は)挟んだ栞にしたためた貴方への想い
つ)募る想いは面に出さず
こ)この栞にあなたが気付くのを待ちながら
い)今まで貴方に借りていた本を返した
【栞に想いをしたためて】
栞にしたためた私の想い
栞に気付いてほしい先輩への想い
張り裂けそうな胸の痛みは消えないまま
過ぎ行く日々に胸焦がし
過ぎ行く日々に痛みだけが残り
過ぎ行く日々に失望感に包まれ
痛みは悲しみに変わった時…
想い届いた奇跡…
同性の壁を越えた奇跡…
私は女へと変わっていった…
安桜芙美乃
どもです♪
本日も秋らしい一日。
お昼頃から窓を全開に開けたまま過ごしていました。
心地好い秋風は部屋を通り抜け、雲の切れ間から射し込んだ夕陽で一瞬だけ柿色に染まった部屋は、私の初恋の想い出のスイッチを入れたのでした♪
私の恋は特別難しく…
同性に想いを打ち明ければ、嫌われるか気持ち悪いと思われるのがオチ。
それでも想いは募り、言わずにいるのは辛すぎるし耐えられない。
殴られるのを覚悟に彼(部活の先輩♂️)の唇を強引に奪ったのであります。
しかし殴られることもなく、次第に軽いキスがお互いの挨拶のようになり、その後6年の交際が続きましたが、始まりがあれば終わりがあるように、秋に始まった恋は6年後の春に終わりました。
この時、私は二十歳を迎えた年であり、最愛の姉を喪った年でもある記憶に深く刻まれた年。
その年、彼と別れて暫くして耳に残る歌【君に捧げるほろ苦いブルース】を見つけたのです。聴いて哀しみを紛らわそうと歌に合わせて詩を書いたら余計に悲しくなってしまうという悪循環💦
そして最愛の姉を喪って、この歌が私の記憶に深く刻まれてしまいました。
古い歌ですが姉にも当てはまってしまうとは思いもしませんでした。
あの人を 見送った 駅を出て
寂しさに 頬濡らす 帰り道
手を振った あのひとの 眼差しは
新たな 彼女を 見ていた
Bye Bye まだ 忘れられず
Bye Bye まだ 未練残り
金色の 夕陽の中
消えぬままの思い出
独り夜 部屋の中 寂しくて
手放した あの人の 面影を
追いかけて すがりつく 思いさえ
叶わず 自分を 恨んで
Bye Bye 恋 破れ去って
Bye Bye 夢 叶わぬまま
灰色の 夜空の中
心に降る涙よ
Bye Bye my love 忘れたいよ
Bye Bye Bye my love この気持ちも いつか
Bye Bye my love 時が経てば
Bye Bye Bye my love 思い出
寂しさは 耐えるものと信じて
いつの日か 思い出は 胸の中
哀しみも 寂しさも 一時の
思い出 笑顔に 溶かして
Bye Bye my love 夢の中で
Bye bye my love 胸の中で
思い出を 探しながら
あなたを 探しながら
Bye Bye my love 忘れたいよ
Bye Bye Bye my love この気持ちも いつか
Bye Bye my love 時が経てば
Bye Bye Bye my love 思い出
いつの日か思い出
今の私には、年下の愛しく可愛いパートナーがいます♪
私と同じタイプの人です♪
交際10年になる私の大切な人♪
この愛しい想いをこれからも、いつまでも大切にしていきたい…。
二度目の本気の恋…
プロローグの書けない物語。
エピローグは書きたくない…
プロットの書けない小説は現在進行形…💕
ということで(*^^*)b
今回はこの辺で♪
最後までお付き合い
ありがとうございました♪
表紙画PhotoAC
鈴蘭 花言葉
再び幸せが訪れる
純粋
皆さんに贈れたらいいなぁ💕