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ほしのおとをプレイして!(GM)

ほしのおと プレイした感想

2024年4月13日、マーダーミステリー「ほしのおと」をプレイしました!!!
GMとして。

ここからはネタバレを含むので、未通過の人は読むのをお控えください。また、ひろゆ〜さんのYouTubeチャンネルで上がっている、牛沢さんとtowacoさんのリプレイ動画にも言及している部分が少しあるので、そちらもご了承ください。


めちゃくちゃ大好きな作品でたっくさん準備しました。キャラシ、GMガイドの読み込み、リプレイ動画を視聴して演出・読み上げの試行錯誤、調整、ココフォリアのBGMや効果音登録・整備、リハーサル等々。トータル24時間くらいかけた気がします。だから、本当にこの時間をいいものにしたくて、ほんとに終始緊張しっぱなしで心臓バクバクでした。



冒頭。「開幕です」の雰囲気作れてよかった。
神様(オトちゃん)の読み上げほんと楽しい。アキホがハシビロコウ、シューセイがカモノハシのパターンはじめて見たから、緊張もあって少し混乱した笑笑
ぬいぐるみ2人が戸惑ってんの可愛かった。とにかく冒頭は声裏返りそうになりながら楽しんだ。

死体シーンは雰囲気を大事に読めたと思います。

そして赤ちゃんオトちゃんの登場!
最初の質問はぎこちなく議論してくれてこっちも面白いなーと思いながらきいてた!
2人が選んだ答えは「長すぎる」。こっち選ぶ人多いイメージです。

そして3歳。おもちゃのひややとぽかぽの本当か疑うくだりはやってほしかったから見るの楽しすぎた。無事解決。しゃべるに打ち込んだことばは
「おとちゃん!!!!」
シンプルでめっちゃ素敵。すき。びっくりマークの多さが好き。楽しくて3回くらい繰り返した笑笑
報告での答えは「家で遊ぶべき」

6歳。少し誘導しつつでペンダント問題を解決。この辺りから2人とも緊張が解けて笑顔が増えたように感じました。カモノハシさんがビヨンに乗ってくれましたね。
報告での答えは「1番欲しいもの以外我慢するべき」

9歳。三つ編みになったオトちゃんに可愛いの嵐。わかるほんとにかわいい!もうだいぶ会話に慣れてきた2人。カモとビロが定着してきて違和感なく喋ってる2人がかわいかった笑笑
キラキラを治す件でぽかぽとひややがこんがらがっちゃう2人。あの説明だとすごく複雑に考えようとしちゃうの、少しわかるなぁと思いながら聞いてました。でも無事解決。
報告での答えは「夢に必要な勉強を優先的にするべきだ」。私が見た中では初の答えでした。

そして、10歳。
お別れの言葉はなんと、2人は「何も入力しない」を選びました。これには本当にびっくりしました。お別れ感を出したくない、オトちゃんに2人の存在を知られないままそっとお別れしたいという2人の考えが沁みました。そういう捉え方もできるんだなぁと。すごいこれは、好きでした。



ここからが、本番。ただでさえバクバクしている心臓がもっとバクバク脈打ち始める中、何とか冷静に、無表情に、無慈悲に、読み上げるように頑張りました。アナログでやっているので探索はリアリティが出て面白かったかなと思います。出てきた情報を2人に読み上げさせるのも私の采配で行ったけれど、良い演出ができたのではと自負してます。

ただ、あえて、オトちゃんの死体を発見した時、それからメインコンピューターと子供部屋についてだけ私が読み上げるっていうことをしてみました。無慈悲にここは読み上げた方が良いかなと思ったので。
私がプレイ動画を見て1番鳥肌のたった「No.4035」のところ読むのほんとやりがい感じました。あーGMできてよかったなって。2人もすぐおもちゃのナンバリングだと気づいてくれて嬉しかったです。

とある新聞記事では、ハシビロコウ(アキホ)が犯人となることがこの時点で決定していたので、なんとなくハシビロコウさんに読み上げてもらおうかなと思いハシビロコウさんに託しました。最初は「シューセイ」と読んだけれど、カモノハシ(シューセイ)の方から「これってアキホとも読めるよね」との指摘が。これ、よかったですね。お互いがお互いの名前を呼ぶ展開。

そして2人は、「研究をやめる」を選択。うしとわほしのおとのひろゆ〜さん仕込みの、「10年しか生きられない人生は長すぎる」と「辞めるべきだ」の矛盾意地悪ちくちく攻撃(笑)を私も仕掛けました。「これは10年『生きている』とは言えない」「もし完璧なオトちゃんが完成したとして、この先の人生は幸せにはなれないと思う」真剣な2人の反論大好きでした。ありがとう、2人とも。

そして、犯人の推理。今回の2人の選択ではハシビロコウさんが犯人となりますが、このシーンでは特に誘導もなくスムーズに推理が進んでいき流石だなーと思いました。最終的にはハシビロコウさんが自分で自分が犯人だと気づく展開に。すんなり投票は進み、カモノハシさんがメインコンピューターに接続されて、停止は成功。

さて、乙木オトは幸せだったのかの答え。私はこの質問とっても楽しみにしてました。2人は「自分たちが決めるものではない」としながらも、「不幸だったって言いたくない」「幸せだったって思いたい」と。「オリジナルのオトちゃんも、コピーのオトちゃんも幸せだった」。そう言ってくれて嬉しかったです。不幸だったと結論を出す卓もあるとは思うんですが、個人的に絶対「幸せだった」ルートが好きなので、本当に本当に嬉しかったです。難しそうにしていた2人の表情も少し柔らかくなった気がして。2人が10年、オトちゃんを育ててきたって私も実感して、とってもとっても、感慨深かったです。



そして。私はここからの流れが本当に大好きなので、さらにさらに心臓をバクバクさせてもう飛び出してしまうのではないかと思いました。ココフォリアを操作するスマホの手もガタガタ震えちゃって大変で。そんな中、エンディングへ。
私(オトちゃん)と2人の軽い会話のように進む可能性も想定していましたが、2人は相槌や少しの反応くらいで、オトちゃんの話をすっごく真剣に聞いてくれました。私はせっかくの大事なシーンなので、ここで緊張して早口になってしまうのではないかと思って、何回も練習していました。でも、いざ本番はもうすぐこの物語が終わってしまうんだと思うと寂しくて。本当にゆっくり、思いを込めて込めて、話すことができました。

「でも、君たちを見て、私がどれだけ愛してもらっていたのかは、……(うん)、よくわかった」
こうやってオトちゃんのセリフを読み上げたら、よくわかったのところで、私も2人の選択や会話を一気に思い返して、本当に自分が育ててもらったように気持ちが溢れて。一瞬、私は乙木オトに、オトちゃんになれた。それを感じながら本当に嬉しくて。この世界に自分がここまで入り込めたことが本当に嬉しくて。
「私は、幸せだった」
そう言った時にはもう気持ちが溢れすぎて、どうしても涙腺が緩んで、喉が詰まって。
「——ありがとう」
泣いてました。ちゃんとありがとうと発することはできましたが、本当に涙が出てきました。リハーサルの時点では、「ここはしっかり思いを込めなきゃ!頑張ろう!」と意気込んでました。うしとわほしのおとのひろゆ〜さんみたく、少し拗ねたような、ツンデレ風味なありがとうがいいかなと思って、そのように練習していたんですが、そんなの無理でした笑笑
私が2人と一緒に歩んできた10年間、その思いを全て込めて伝えた「ありがとう」。言えて良かったし、伝えられて良かった。

そしてこれも好きな選択。2人が幸せだったかどうか。これにも「幸せだった」と答えてくれました。人間のときも、ぬいぐるみになってからも、楽しかったと言い切ってくれた2人の言葉。晴れやかな表情。あぁ「ほしのおと」が終わっていくなという気持ちと共にずっしり受け止めました。

ここ、大好き。オリジナルのオトちゃんとのアフターです。私はちょうど黒髪で長さもオトちゃんと同じくらいだったので、最初からハーフアップをして実はオトちゃんに少し寄せてました笑笑
私は乙木オト。さっきまでのオトちゃんとは違う乙木オト。また気持ちを切り替えて大事に大事に、ゆっくりゆっくり進めました。
2人は最初本当に誰なのか分かっていないようでしたが、最終的には少し勘づいてました。

「アキホと、シューセイ。
ふたつの人格を作ってしまったもんね?」
のところは、しっかり身振り手振りを加えて伝えました。ここでもオトちゃんが私に降臨してたなと思います。2人のはっ!という表情。嬉しかったな〜して欲しい反応まんまでした。
ここの会話はたっぷりうしとわほしのおとのひろゆ〜さん仕込みで。幸せだったと答える2人に「いいな〜…」と言ってみたり。「秋星」をどうやって読むのか聞いてみたり。「星が好き」と言ってみたり。私はキミに殺されたんだから、ってちょっと意地悪にからかうひろゆ〜オトちゃんが大好きなので。

そして、どちらが目を覚ますか。2人とも判断に迷っていたようなので、先に言った方の意見に後の人が流されるのはやだなと思って、2人同時に叫んでもらいました。結果はどちらも「シューセイ」。「ボクは罪を背負ったまま生きるのは気が重くてできない、シューセイならきっとできる」というアキホの言葉、沁みました。託されたシューセイも、「オレも気にせず生きていけるわけはないけれど、託されたからには」と頷いてくれました。最初嫌い同士、敵対していた2人が10年を通して仲間になって、絆が生まれた上でのこの会話が本当に大好きで。素敵だなと思いながらずっと聞いていました。

お別れの言葉でも、2人は最初は嫌いだったけど今は好きのようなことを言ってくれて。この10年の意味、現実世界ではたった2時間だったことを感じさせない時の重みを感じました。シューセイに、アキホと私(オトちゃん)の思いを託して、見送りました。

「閉幕です」の言葉と同時に拍手してくれた2人。思わず「あーーおわったあ!!!!」と大きな声を出してしまいました。終わったんだ、という実感がずっしりのしかかってくると共に、楽しかったという充実感と満足感でいっぱいでした。2人もすごかった、面白かった、楽しかったと口々に言ってくれて、準備した時間、リハーサルした時間、そしてこの3時間、全てが無駄じゃなかったと、報われた気持ちがしました。

そして一部うしとわほしのおとを参考にしたエンドロールを見ていただきました。これが実は1番作るのに時間がかかって、「LIKE A MOVIE」に乗せてカモノハシ、ハシビロコウ、乙木オトちゃんの思い出を振り返るようなムービーを作りました。2人が完成度が高いと褒めてくれて嬉しかったです笑笑エンドロールを見終わって、改めてああ終わったんだとまたひと段落つきました。

2人は実は今回がマーダーミステリーはじめての参加で。私が2人にマーダーミステリーの楽しさを伝えようと頑張った甲斐があって。本当に面白かった、楽しかった、ありがとうという2人の言葉が本当に嬉しかったです。改めて、ほしのおとを一緒に遊んでくれてありがとう。

そして、イバひろプロジェクト様には本当に本当に感謝しています。3人で素敵な「ほしのおと」を紡げたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

ここまでの長文、ご覧いただきありがとうございました。楽しかった!!!!

#ほしのおと

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