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機動戦士ガンダムSEEDPT1

「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の約20年ぶりとなる完全新作
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』2002年10月に放送が開始された
「機動戦士ガンダムSEED」(以下「SEED」)は、「機動戦士ガンダムの世界観の再構築」を目指して製作され、放送終了から1年後、続編にあたる
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(以下「DESTINY」)が放送された。

『FREEDOM』に至るまでの2つの戦争をおさらい!

「ガンダムSEED」の舞台となるコズミック・イラ(C.E.)では、人類は遺伝子調整を受けて誕生した“コーディネイター”と、遺伝子調整を受けていない“ナチュラル”の2つに大きく分かれている。

ナチュラルと比較して身体能力や知能に優れているコーディネイターは、その能力を生かし、様々な分野で活躍を見せるが、能力差や遺伝子を調整することに嫌悪感を抱くナチュラルとの間に軋轢を生んでしまう。

これが両者の対立を生み、『FREEDOM』の舞台となるC.E.75までにはコーディネイターによるコロニー国家“プラント”と、これに対抗する国際組織“地球連合”による2度の大規模な戦争へと発展していく。

一度目は「SEED」で描かれる「第1次連合・プラント大戦」(C.E.70~71)、2度目が「DESTINY」で描かれる「第2次連合・プラント大戦」(C.E.73~74)である。

「第1次連合・プラント大戦」は、地球連合軍がプラントの農業コロニー「ユニウスセブン」に対し核攻撃を行った「血のバレンタイン」に端を発し、地球とプラントの対立が決定的になる。

そして開戦すると、プラントの軍事組織“ザフト”が地球侵攻などを行い有利に進めたが、地球連合軍も反撃を開始。最終的に戦場は宇宙へと移行し、激しい戦闘の末、停戦条約を結び戦争は終結した。

停戦条約により戦争が終結したことで平和が訪れたかに思われた。
しかしC.E.73、地球連合との戦争継続を訴える反ナチュラル勢力のテロリストが、地球に「ユニウスセブン」を落としナチュラルを絶滅させようとした「ブレイク・ザ・ワールド」事件を契機として、地球連合とプラントは再び戦争状態へと突入することになる。

「ブレイク・ザ・ワールド」そのものはプラントが主導したものではなかったが、世界を裏で操る組織“ロゴス”が、地球連合の反コーディネイター感情の高まりを利用して開戦へと導いたのである。
プラントが不利な状況の開戦であったが、プラント最高評議会議長のギルバート・デュランダルが、世界に向けてロゴスの存在を告発することで形勢を逆転。このまま戦争の主導権を握るかと思われた。

だが、デュランダル議長が社会システム構想「デスティニープラン」を発表したことで、状況に変化が訪れる。

中立国であるオーブやクライン派がこれに反対を表明すると、プランの中核であった機動要塞メサイアの攻略を実施。
デュランダル議長は戦死し「デスティニープラン」も中止となった。

この後、オーブとプラントが和平協議を実施したことで、「第2次連合・プラント大戦」は事実上終結したのだった。

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