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私が出張トリミングを始めた理由

私が出張トリミングを始めたのは、今から7年ほど前のある出来事がきっかけでした。



当時、娘が保育園年長の時に私は、

車の中がサロンと同じ設備が整っている、

トリミングカーで開業しました。



遡ること12年前、

私には「あんず」という
白色の毛並みが可愛いトイプードルの
愛犬がいました。

あんずは私が
トリマーを目指して専門学校に通っていた
時から、試験でもモデル犬を務めてくれたり
苦楽を共にした、たいせつな相棒でした。

しかし、5歳を過ぎたころから
てんかんが頻繁に起きるようになり…

長い闘病生活を経て、9歳で亡くなってしまいました。


あんずとのお別れ・・

その後…

幼いころから犬が大好きで、
トリマーになると決意し専門学校に進んだ
私ですが、あんずとの別れがあまりにも
大きな衝撃だったことと、数年間頑張って病気と闘ってくれたあんずがようやく楽になったことに対する安心感から、心が燃え尽きてしまったような気持ちになってしまっていました。 


しばらくの間、犬からも
トリマーの仕事からも距離を置くことになり、
また、当時娘が動物アレルギーを抱えていたことも重なり、私は完全にトリマーの仕事から遠ざかっていました。

しばらく数年間は、私はトリマーとは全く
別の仕事をしており、ブランクもあるし正直

「もうトリマーとして働くことはないだろう」😔と考えていました。


転機が訪れたのは、娘が3歳か4歳の頃

初めて歯医者で治療を受けたときのことでした💦

その日は、私が待合室で待っていると、

突然

「助けて~」「こわいよ~!」

🤯🤯🤯


という泣き叫ぶ声が聞こえてきました。

普段おとなしい娘の大きな叫び声・・⁉︎

はじめて聞いた声に心臓バクバク…💦の私

娘は治療に恐怖を感じ、パニック状態に陥っていたのです😭😭😭

慌てた担当医は
「お母さん、この子の身体を抑えて!」と叫びました🗣️


急いで娘の元に駆けつけましたが、状況を見て、

「このまま治療を続けることは違う」と感じ、

すぐに中断してもらいました。

医師からは「この子は機械で体を固定しないと危ないから治療できない」

と言われてしまいました😱😱

私はその後、周りの先輩ママさんや
知り合いの方に相談し、

「子供の扱いが上手な歯医者さん」

「優しい歯医者さん」の

情報を教えてもらい何とか、違う選択肢を

見つけだしました😢感謝です✨

そして、新たな病院で治療を受けるため、

こどもの扱いに慣れている、

こども専門の歯医者さんを選びました。

その新しい歯医者さんでは、

娘は泣くことも嫌がることもなく、

治療中は親も同伴でき、

子供にも伝わりやすい言葉で十分な説明も

していただきました。

その時、私は心の底から安心感を得ることができ

たのは、今でも鮮明に覚えています。

(当時の歯医者さんありがとうございました。✨)

その後、まだ幼かった娘に

「どうしてあんなに怖がったの?」

と尋ねると、娘はこう答えました。


「みんなこわい顔をしていたから。」😢


その瞬間、私はハッとしました。

大人たちは、落ち着かせることで

必死で怖い顔をしていたことで、

娘は不安を感じ、恐怖を募らせていたのです。

私はその時、申し訳ない気持ちでいっぱいになった事と同時に

「環境が変われば、不安も安心に変わる!!」

ということを強く実感しました。


その後、娘の動物アレルギーは成長とともに改善したこともあり、

私は再びトリマーとして犬たちと

関わりたいという思いが強く湧き上がりました✨😊

出張トリマーを選択してからは
行動は早かったと感じます。
ピッと感じたら、パッと動く

この出来事がきっかけで、

わんちゃんたちも人間と同じように、

安心できる環境にいることで不安が和らぐことを

実感し、出張トリミングを始める決意を固めました。


実際に出張トリミングを始めると、

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