デスゲームに来てほしいと言われていったら結婚パーティたった件④〜デスゲーム終幕〜
デスゲーム始まった時の話はこちら
③から一週間経ちました。ノリと勢いで書いているからなかなかまとまらないと時間がかかる…。普段文を書かないので、こういうところに弊害がでますね。書ける人すごいや…。
初手の問題で私が問題文を確認する間もなく鍵を開け始めた同卓の二人。ざわめく隣の卓。ちがうちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない。ボーナス問題だっただけなのさ…
気を取り直して二問目。爆速で解いてしまって本当に良いのかと戸惑いつつついに箱は開かれた…
おー、ちゃんと謎解きだ。コレコレ!と問題を3人それぞれ手分けしてときはじめる。誰がどれを解く?みたいな会話はなくすんなり勝手に解き始めた。
私はこれ
ドラムだけちらっとみたあとラ♭みてあてはまるのを選択。全部読む必要はない、あとでみよう。
「とけたよー」「私もわかったー」「じゃあ書き出そー」
みんな、早い……!!
唯一ちょっとだけ時間がかかったのはこちら
さけ→けっこん、かななんてみんなでいいながらまあよくあるしりとり、と前に戻る。
わし→?→さけ……???「しーさー」とか「しんさ」とかないよね…?ただ、その次が「さけ」なのでさでおわるものを選ぶ。
同卓友人「これ、もしかしてタカなんでは…?」
……タカ…たか…高……鷹ぁああああ…??????
………………
…………………………
………………………………………🤔🤔🤔
同卓の3人の気持ちは同じだったが、無事に箱の中に入っていた袋の鍵はあいた。気を取り直して袋の中から問題を取り出していく。
準備大変だったろうなぁ、すごい
5つの問題と何やら黒ひげ危機一髪で使いそうなピックが3つ。何に使うのかわからず?を浮かべつつもひとまず各々とりだして読み始めたが、先程までと同じようにすぐにすんなりとはいかない。
途中、友人が「え、もうここまできてる!?」みたいな声は聞こえたが、一問目がボーナスだっただけだよ、と答える事もできずに問題に向き合った。
同卓の友人達と手分けしながらメモ帳を使い脳をフル回転させていく。普通に謎解きをしている、楽しい!
しっかりストレートに謎を解いたり、時には文字の総当たり(パワー!!!)だけで解いたり少し時間をかけながら解くことおそらく数十分。
ついに我々は答えを導き出した。
さて、ここまではいい。あとはこれからだ。
同卓3人顔を見合わせた。
「え、ここからどうしたらいいの…????」
……………?
ここからが時間がかかった。謎解きは終わった。後は行動に移すだけ。赤い光なんてものはどこにも見当たらない。ひとまずバイキング形式の食事をとることに。
「ここからできることってあるの?」
友人「机の上で完結するよ!」
そうはいわれてもなぁ…と改めて机の上を見る
「これ、混ぜていいの?」「なんか違ったらやり直し聞かないと思うねんけど」「そもそも隣の卓の分無くないか…?」
そんなことうだうだといいながらポテトを貪る。
赤い液体の瓶にスマホの光を当てる。何も起こらない。だめだ、intが足りない。1d100でクリティカル(1〜5)をだしたらヒントもらおう。1d100>55
だめだ、そう簡単にでるわけがない。
もういいや、混ぜちゃえ、と同卓の友人A。
慌てて友人(新婦)が駆け寄ってきた。
「動画取っておいたほうがいいよ!!」
動画……??
隣で友人Bがスマホを構えたのでただその瞬間を待つことに。
ひ、光ったァアアアア!!!!!
これあれだ、サイリウムとかのやつだ!と長年のペンラを使うオタクがざわめく。
これで邪神の力は封じられるし爆発もしないしよかったね!!私達の友情パワーが新郎新婦を救った!!
その後、新郎かあっさりおめでとうございますの言葉をもらって鏡開きをした。どうやら今回のデスゲームにおける最速解答だったらしい。
まあ主催者からの温情と謎解きに対する不真面目さと(強引にこうだろう!のノリでいった)20年近い付き合いの友人との信頼関係からの成果だろう。
後我々はデスゲームと最初から知って臨んでいるためそもそものアドバンテージが違う。
隣の中高友人卓からヒントを聞かれ「強引にフィジカルでいく!」って答えたりしながらもそもそと食事をしながら展開を待つ。
そういえば隣の卓から「ここに当てはまる文字がわからない」「うーん、まさか(来れなかった友人の名前)に聞く、ってこと…!?」「そんなギミックが…!?」みたいな声が聞こえて微笑ましかった。巻き込まれそうになってたよ、青いやつに魂を込めた友人よ…。
一件落着。周りもみんな謎が溶けたのか溶けていないのか、賑やかになってきた。
楽しかったー、さて、友人がやりたかったことできたみたいだし、お祝い買いに行かないとなぁなんてのんびりしていた。そう、完全に油断していた。
(ここからおぼろ気な記憶をもとになります。動画撮り忘れてたや…)
「私がアラストル様の忠実な下僕!!!」
なんと友人は邪神に乗り移られた?もしくは影響を受けた信徒だった!?!?(ごめん、もしかしたら邪神そのものだったかもしれない、覚えてない)
だめだ、いつも通りの友人で何も気が付かなかった。でもここまで計画的に色々できるなんて、私知らなかった、そうか、やっぱり操られていたのかもしれない、くそっ、私としたことが気が付かなかった。(大抵旅行の誘いや計画は私や友人Aが段取りすることが多い)
どうやら、このミニ◯ンは邪神ならしい。これを倒すにはみんなの机にあるピックを使わなければいけない。新郎が抑えている間になんとかしなければ…いや、特にいつもと変わらないしこのままでいいか…?いや、でもだめだ、新たな門出を祝うめでたい中で邪神はなんとか退かなければ…!!
(ちなみにこの狂気状態の友人、一度樽の上にいる邪神を床にバラまき、いや、爆散させている。参列者で拾って据え直しました、いいのかそれで…)
しかしなかなか、跳ねない、いや散らない。
かなりの人数が刺し退散を願うも虚しく抵抗を続けている。我々ではやはり神をどうにかすることはできないのか……!?
次回 本当に終幕