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子ども甥姪

私に子はいないけど、甥っ子と姪っ子はいる。
10歳年上の姉の子ら。

そういえば30代の頃は、「子どもはいないけど甥・姪はいる」と、子どもの代替みたいな言い方を何度かしたことがある。
そうじゃなきゃ気持ちが保てなかった。

私が大学生のときに姪が生まれ、新入社員のころに甥が誕生。
姉は里帰り子育てを何ヶ月かしてたので、実家暮らしだった私も姉の様子を近くで見ていた。
だからなのか、出産をした友人たちは私のことを子育てグループのメンバーみたいに立ててくれる。
私は姉や乳幼児の近くに居ただけで、オムツを替えたこともないし、乗り物酔いで吐きそうな2人からなるべく距離を取るような人間で、子育てなんてまったくしてない。
でも、30過ぎてもいつになっても結婚・出産をしない私の間になるべく段差をつくらない配慮が、そこにあった気はする。
あのころ、それはありがたかった。
でも調子に乗り過ぎないようブレーキをかけるのも必死でしたね。
まるで古参みたいな顔しちゃう自覚があったから。
「ちっちゃい子のそれ、知ってるよ」みたいな。


私は子どもが好きなほうと思う。
昔から、自分より小さい近所の子とよく遊んでた。
「子どもが好き」と言うと「母性が深いんだ」みたいに言われがちだけど、
一緒になって全身で無邪気になれるあの感覚が好きなんですよね。
今でも誰かの子と過ごすと発動する。

もし自分に子どもがいたら、この無邪気オンリーなあたりを克服できてたのかもしれない。
子なしというのはこの手のたらればを延々繰り返す。

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