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九州に行ったときの事 四国編

二日目は西進して祖谷渓谷を観光。この日は徳島北部をぐるりと一周して、高松に宿泊する予定だ。
香川のうどん屋さんの朝が早いことは知っており、三日目に行列必死のうどん屋さんに早朝から並ぶため、この日はあえて吉野川から直線距離にして数十キロに位置する高松の宿泊を決めた。

祖谷のかずら橋(ヘッダーの写真)や、小便小僧、大歩危、小歩危などの徳島を代表する観光名所を回った。GWの山深い徳島はあたり一面が緑に囲まれており、静謐な雰囲気を醸し出していた。

三好のしょんべん小僧
大歩危小歩危

お昼は四国中央のイタリアンレストランでピザを食べた。店を発つときに駐車場内をバックしていた車が、電柱にぶつかっているのを見て驚いた。
運転手の夫と、誘導していた奥さん(多分)はお互い笑っていたので大して気にもしてないようだった。

午後は観音寺、紫雲出山を観光。当時は知らなかったが、ここは観音寺どうも「結城友奈は勇者である(通称:ゆゆゆ)」の聖地であったようだった。
紫雲出山からは瀬戸内に浮かぶ島々が見えた。
フェリー運航や、瀬戸大橋がかかっているとはいえ、さほど大きくない島々のうちのいくつかに人が住んでいるという事実が何処か不思議だった。

図らずとも聖地巡礼

その晩は高松に宿泊し、早朝から楽しみにしていたうどんを食べた。
讃岐うどんは「うどんの刺身だ」という表現をどこかで聞いたことがあるが、言い得て妙だと思う。
しっかりとしたコシ、なめらかなのど越し。これは刺身であると形容せざるを得ない、新鮮なうどんを頂けた。もちろん刺身である以上足が早いので、早朝から並ぶ理由も納得だ。

「香川県はうどん県だ。」などというフレーズは、香川県以外のみならず香川県民も自称しているセリフだが、それにはうどんの味に裏打ちされた事実があることを努々忘れてはならないと、身に染みて感じた朝だった。

高松市にあるひさ枝のかまたまうどん。



さてと、朝ごはんを終えて瀬戸大橋へ出発だ。
うどん代の数百円を支払って私は意気揚々とバイクにまたがった。

高松市と坂出市を通り抜けるとほどなくして、瀬戸大橋が見えてきた。
でかい、でかすぎる。。。それもそのはず、瀬戸大橋は車両だけでなく鉄道も走行している橋なのだ。神奈川県民に馴染み深いのはベイブリッジであると思うが、実にそれの三倍は大きそうだ。
(調べたところ全長では、ベイブリッジは860mで、瀬戸大橋は12.3km。実に14倍以上の長さだった。)

途中立ち寄った与島で瀬戸大橋のケーブルの一部が展示されていた。
四国と中国地方を繋ぐ道は、ここ瀬戸大橋としまなみ海道の二種類がありしまなみ海道はサイクリストの聖地などと呼ばれ、その存在感は遠く関東民のライダーにも届いているが、瀬戸大橋は正直それの影に隠れてしまっている気がする。

しまなみ海道の素晴らしさは後々記述するが、ここ瀬戸大橋の展望の良さはずばり瀬戸の穏やかな海と内海に浮かぶ島々のコントラストだ。
静かな瀬戸の海は今日もあなたを待っている。

SAで見かけたケーブル
瀬戸の海と愛車


瀬戸大橋

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