「HELLO,WORLD」をAsciidocで書いてみる

まず、Asciidocで「HELLO,WORLD」を行ってみましょう。
「HELLO,WORLD」はコンピューター言語の入門書で、最初の解説例として提示されています。多くのプログラムの場合、画面に「Hello, world!」やそれに類する文字列を表示する事でコンパイラーが正しくインストールされていることを確認する目的もあったりします。

今回の記事は
〇 「Asciidoctor」 のインストールが終了している事
〇 環境変数「PATH」 に Asciidoctor のコマンドプログラム (CLI) ディレクトリがある事(よく「プログラムにパスが通っている」と表現されます)
が前提となっています。
「VSCode + Asciidoc拡張機能」や「AsciidocFX」を利用する場合は読み流してください。

では、テキストエディタを起動して下記のように入力します。

ようこそ、Asciidocの世界へ!

これを拡張子は「.adoc」とし「UTF-8」で適当な名前を付けて保存します(今回は仮に「helloworld.adoc」としましょう)。何の捻りもありません、簡単ですね。

「asciidoctor」をインストール済みの場合はターミナルを開き、
「helloworld.adoc」を保存したディレクトリに「CD」コマンドで移動して

asciidoctor helloworld.adoc

と入力して実行(「Enter」を押下)してみましょう。「helloworld.adoc」を保存したディレクトリに「helloworld.html」が作成されているはずです。エラーが出る場合はパスが通っているか確認してみましょう。
ここで作成されたファイルをブラウザで開いてみると下記例のような感じになります。

ブラウザでの表示例

Windowsの「メモ帳」で作成した場合に文字化けを起こすことがあります。XP等の古いOSや仕事場の環境では文字コードが「Shift-JIS」保存になっている場合がある為です。「UTF-8」で保存できるエディターで保存しなおして実行してみましょう。(Windows10/11のメモ帳の場合、保存時のエンコードを「UTF-8」にして保存しなおしてください。)今度はうまく変換されるはずです。

「Asciidoctor」を変換プロセッサーとして利用する場合、

  • UTF-8

  • BOM付UTF-16

のみ対応しています。自分の好みのエディターを利用する場合、ここは注意しておきましょう。

ではまた。

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