【Asciidoc】TIP拾い ー 引用と散文 ー
「なくてもいいけどあるから使う。」タイプの道具集
さてさてさて、以前、引用を紹介しました。
[quote,光孝天皇]
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きみがため春の野にいでて若菜摘む +
わがころも手に雪は降りつつ
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というものですね。
実はこの変形に「散文(詩)」という形式があります。
其の紹介の前に取り敢えず「引用」の復習。
[quote,Linus Torvalds]
Use AsciiDoc for document markup. Really.
It's actually *readable* by humans, easier to parse and way more flexible than XML.
「Asciidocter」のトップページに有るものを引用させていただきました。
「[quote」+「,作者」+「,引用元」+「]」
と言う形式で構成します。
ブロックにする場合は区切り線「_(アンダーバー)」×4で括ります。
さて、「散文(詩)」は
「[verse」+「,作者」+「,引用元」+「]」
というように、「quote」の変わりに「verse」とします。
ブロックにする場合、区切り線は変わらず「_(アンダーバー)」×4で括ります。
いくつかの書き方を紹介してみます。
[verse,小野小町,古今和歌集]
思いつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせばさめざらましを
[verse,平兼盛,拾遺和歌集]
忍ぶれど
色に出でにけりわが恋は
ものや思ふと
人の問ふまで
[verse,在原業平朝臣,古今集]
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千早ぶる
神代もきかず 龍田川
からくれなゐに
水くくるとは
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「散文(詩)」形式の内部構造は
「引用」+「強制改行」
となっていると思われます。
これで「ブロック結合」で書かなくて良いね!
「散文」と「引用」の例題を合わせて変換します。
なんか、妙なところに「Asciidoc」は気を回しているような気がしますね。。。
好みはあるのでしょうけど・・・・・・・、(数年前、キャンペーンで激安購入した全集)「昭和書体」を割り当てたくなります。(ライセンス的にHTMLやPDFはNG。印刷物やアウトライン化等画像にしてフォントセットが同梱されていなければOK。少し残念。)
さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
次回は「区切り」と「改ページ」について。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。