
【Asciidoc】表に画像をはめてみる。。。
昨日に引き続き、表の扱いは細かいことが出来る分、記法が複雑なので少し整理してみます。
画像をはめ込むには表の中で「Asciidoc」構文を利用可能にする必要あります。
今回は表の中でプレーンテキスト以外を扱う方法について。
『(妄想)スタイルオペレータはこんな風に育った。。。』
1.プレーンテキストだけで通常の論文書くのは困らない。(d)
2.表種類が増えてくると行ヘッダだけでなく、列ヘッダもほしい。(h)
3.成功例のセルだけイタリック強調したい。(e)
4.強調はボールドもほしいよ。(s)
5.ソースコードも例示したい。ハード改行させてくれ。(l)
6.ソースコードは等幅フォントで。!(m)
7.「Asciidoc」構文で書きたいんだが。。。(a)
おおー!天才現る。
結局、(d)の既定値以外は(a)と(h)のパラメータぐらいしか自分は利用していません。
(ブロック処理でカバーできるので・・・)
オペレーターをセル区切りの前に配置します。
まず、ヘッダーオペレーター(h)を一列目に定義した例を
.地区別
[cols="^.^1,^1,^1",options="header,footer",frame=ends,grid=rows]
|===
| 地区 | 支店 >| 目標値
.4+h| 関東 | A支店 >| 1,000
| B支店 >| 1,000
| C支店 >| 1,000
| D支店 >| 1,000
.3+h| 中部 | E支店 >| 1,000
| F支店 >| 1,000
| G支店 >| 1,000
2.+| 合計 >| 7,000
|===
罫線は横罫線のみにしました。変換すると

不本意ながら、ソースコードの可読性が極端に落ちてきます。なお、「PDF」でヘッダーパラメータを有効にするには追加ロールが必要です。
さて、「Asciidoc」を指定した例を一つ、
.スクリプト言語
[cols="1,1,1,2,2",options="header",frame=ends,grid=rows]
|===
| 名前 | ロゴ| 登場時期 | 開発者 | パラダイム
| Ruby
a| image::Ruby_logo.svg.png[]
| 1995年
| まつもとゆきひろ
a|
* 関数型プログラミング
* 命令型プログラミング
* オブジェクト指向プログラミング
* リフレクション
| PHP
a| image::PHP-logo.svg.png[]
| 1995年6月8日
| ラスマス・ラードフ
a|
* 命令型プログラミング
* 関数型プログラミング
* オブジェクト指向プログラミング
* 手続き型プログラミング
* リフレクション
| Python
a| image::Python_logo_and_wordmark.svg.png[]
| 1991年
| グイド・ヴァン・ロッサム
a|
* 関数型プログラミング
* オブジェクト指向プログラミング
* dynamic programming
* 命令型プログラミング
* マルチパラダイムプログラミング
| Perl
a| image::Perl5Raptor.png[]
| 1987年
| ラリー・ウォール
a|
* マルチパラダイムプログラミング
|===
「イメージ」と「箇条書き」の部分は「a(Asciidoc)」パラメータを付加して、
変換すると

この方法は表現の幅が確実に増えます。
(手間や難読性も増えます。。。しかし、)
罫線の表示を変更したりとかしたら・・・とか
リンクを貼ったり・・・とか
表を入子構造にしたり・・・とか
(労力が掛かり逆に解りにくくなったりしますが・・・ハッタリには使えるか。。。)
まあ、ブロック構文との組み合わせは色々な使用例を挙げられそうです。
使いどころは・・・いろいろ試してください。
なお、例に利用した「スクリプト言語」の内容は
等、「Wikipedia」を参考にいたしました。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。