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【Asciidoc】ダイアグラム ー ガントチャートを ー

今回も非UMLのダイアグラム図を紹介します。
 「ガントチャート」
普通の人は使いませんね。
利用する場合でも、プロジェクト管理ソフトを利用するのが妥当です。
自分はマイクロソフトプロジェクトを個人的に利用していました。
会社では「プロジェクト管理ソフト」の導入は却下されました。
「レッドマイン」も却下されました。
(「チケット管理」とか「リソース管理」が明確になるとプロジェクト管理能力やソフトウェア資産の税務処理のいい加減さが表に出てしまうので・・・エクセルはやってるふりをしたい時、便利に利用されています。)
 だけど「エクセル」の「オートシェイプ」で・・・とか勘弁してください。。。
で、報告書や企画書にちょいと付け足す場合に利用していました。
ただし、「PlantUML」でプロジェクト管理とか。。。無謀なのでお止めください。

取り敢えず、作成してみましょう。
ガントチャートは「@startuml」、「@enduml」ではなく
「@startgantt」キーワードで開始し、「@endgantt」キーワードで終了します。
まず、作業工程と作業量を定義します。

[plantuml,gantt,svg]
--
@startgantt
[要件定義] requires 1 weeks
[Q&A] requires 4 days
[概要設計] requires 1 weeks
[詳細設計] requires 1 weeks
[実装] requires 3 weeks
[単体テスト] requires 1 weeks
[結合テスト] requires 1 weeks
[検収テスト] requires 1 weeks
@endgantt
--

変換すると

工程と作業量

単純にSVO形式で
 「作業」+「requires(必要)」 +「期間」
書けばよい。
後はスタート日を追加して
各工程を紐付けます。

[plantuml,gantt2,svg]
--
@startgantt
[要件定義] requires 1 weeks
[Q&A] requires 4 days
[概要設計] requires 1 weeks
[詳細設計] requires 1 weeks
[実装] requires 3 weeks
[単体テスト] requires 1 weeks
[結合テスト] requires 1 weeks
[検収テスト] requires 1 weeks

Project starts 2024-04-01
[要件定義] starts 2024-04-01
[Q&A] ends 2024-04-07
[概要設計] starts at [要件定義]'s end
[詳細設計] starts at [概要設計]'s end
[実装] starts at [詳細設計]'s end
[単体テスト] starts at [詳細設計]'s end
[単体テスト] starts 2024-04-25 and ends 2024-05-05
[結合テスト] starts at [単体テスト]'s end
[検収テスト] starts at [結合テスト]'s end

@endgantt
--

変換すると

ガントチャート

通常こんな「アホ」な工程は組みませんが雰囲気はわかっていただけるかと・・・。
タイムスケール変更や進捗率の表示、曜日を日本語になどというのもできます。
マイルストーンの設定や非作業日の登録からリソースの稼働率まで表現できます。
もし実行してみたい方がいれば「PlantUML」のマニュアルをご確認ください。
 ・・・表現できるのは理解るけど出来ることならやりたくない。。。
素直にプロジェクト管理ソフトを利用しましょう。
イチオシはマイクロソフトですが・・・費用を考えると採算が合わない。。。
記事末にフリーの管理ソフトのリンクを貼っておきますので参考にしてください。

さて、今回は
 「Asciidoc + PlantUML」でどこまで表現できるの?
   無理すれば。。。取り敢えず「ガントチャート」ぐらいはできるぜ!
という例でした

…ではまた。

当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。


参考:フリーのプロジェクト管理ソフト


プロジェクト リブレ

https://www.projectlibre.com/products

ガントプロジェクト


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