【Asciidoc】TIP拾い ー ぱすするぅ ー
今日もTIP拾いの一環。
「パススルー」は基本利用しないと思う。
「HTML」の相性は良いけど、「PDF」で辛い。
使うかなあ?と懐疑的になる、「パススルー」について書いてみます。
「パススルー」は「HTML」等の構文を直接呼び出す方法です。
インラインとブロックがあります。
其々の例を。。。
:scripts: cjk
:pdf-theme: default-with-font-fallbacks
[discrete]
=== ブロック形式
[pass]
このテキストの<u>アンダーラインが引かれた部分は</u>パススルーで実行しました。<BR/>
++++
このテキストの<u>アンダーラインが引かれた部分は</u>パススルーで実行しました。
++++
[discrete]
=== インライン形式
このテキストのpass:[<u>アンダーラインが引かれた部分は</u>]パススルーで実行しました。
このテキストの+++<u>アンダーラインが引かれた部分は</u>+++パススルーで実行しました。
良い材料が無いので教科書みたいな例題です。
変換すると
「PDF」では
ERROR => failed to parse formatted text:
このテキストの<u>アンダーラインが引かれた部分は</u>パススルーで実行しました。
(reason: Expected one of br, img, a, strong, em, code, font, span,
button, kbd, sup, sub, mark, menu, del after < at byte 16) (2)
というエラーが出てパススルーコード其の物を表示してしまいます。
まあ、「其の構文はサポートしてないぜ!」ってエラーですね。
ブロック形式よりインライン形式の方が利用しやすい感じですが、
「PDF」変換は諦めて「HTML」だけでも。。。と実験的に好んで使う人がいるならば、振り仮名を振りたい人達ではないでしょうか。。。
定番のルビ振りねたですが
* +++「とある科学の<ruby><rb>超電磁砲</rb><rp>(</rp><rt>レールガン</rt><rp>)</rp></ruby>」+++
* +++「とある魔術の<ruby><rb>禁書目録</rb><rp>(</rp><rt>インデックス</rt><rp>)</rp></ruby>」+++
構文が煩雑になるし・・・軽量じゃない・・・。
「PDF」では利用できるタグに限りが在るし・・・。
自分は使う事はあまりないと思うけど、でもきっと必要な人はいるはず・・・
HTMLの新タグに対応するための抜け道のようなものなのでしょう。
「如何でしょう?あなたはなにか良い利用方法を思いつきますか?」
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。