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【Verse】EPUB ー マルチメディア幻想 ー

「Verse」(ポエム?)的な戯言回です。
EPUB変換についての材料を用意する時間が少し足りなかったので・・・。

で、昔々。。。
1990年代(1993-1996)、マルチメディアってぇ~のが流行りました。
「Jリーグ」とか「高校教師」のコンテンツが「マルチメディア・コンテンツ」としてCDで発売されていました。
(当時の感覚では「Windows」上で「マルチメディア」するのがイケてる!とのこと・・・)

当時から臍曲がりな私は「マルチメディア?」「なにそれ?」でした。
「テキスト」、「画像」そして「ビデオ・音声」を統合して・・・うんちゃら。。。であるか・・・
テレビの方がコスト安いし(刷り込みの)強制力があるし、情緒では絵本や紙芝居に負けてる。何より、自分たちは前から「DOS」上で「LZH」で書庫を作って「FD」を基盤に「テキスト」と「MAK」や「MAG」を表示しながら「MIDI」で音を鳴らすとか普通にやってるし・・・(わけわからん言葉は当時の呪文とでも思ってください)。
そのうち、「あなたはWindows95をしてますか?」って女性週刊誌まで・・・(Windows95って「する」ものなの???)。
  もう、「笑うしかない。。。
「Nifty」から「インターネット」になってその風潮は飲み込まれ、あっという間になくなりましたが・・・。(「HTML」の影響は・・・だがしかし・・・それは)
 「EPUB」として降臨いたしました!!!
と言うのが自分の「EPUB」に対しての印象でした。(マルチメディアの機能を全部持ってるし・・・)自分達は「DOS」の頃、似たようなことはやってたからねぇ。

で当然、電子ブックというのにも懐疑的で・・・だがしかし、
  ・ 青空文庫
  ・ 今昔文字鏡
のプロジェクトを見た後、当時の「Amazon」が貸本として「kindle」を作り、静的HTMLのみで表現できるもののみを対象にしたとき、少し見方が変わりました。(ただ、日本の場合、貸本の値段じゃないですけどね・・・ありえない。でも、小説を読むときの快適さと収容量に「これはあり!」と思いました。)
その上で電子ブックで有効なのはやはり小説なんですよね。
「マニュアル」や「逆引き(レシピ集)」は辞書的に利用するので、
 ・ 付箋を入れる
 ・ 書き込む
 ・ ドックイヤー(しおりを挟む)
が基本。しかも複数の記述を確認する。
これらは電子ブックでもできるけど・・・自分たちは複数冊を手元に置いて指の感覚で目的のページにたどり着いてたりします。一個の電子ブックで複数のファイルをロードしながらとかやってられません!
技術文書には向かないですね。多分、だから
 「Asciidoc」→「EPUB」
が流行らないんだと思います。小説なら
 「青空記法」→「EPUB」
 「なろう記法」→「EPUB」
で十二分賄えるので!
(「今昔文字鏡」のプロジェクトが空中分解してしまったのは残念ですが・・・)ほんとに「AozoraEpub3」や「青空記法」を作った人々を尊敬します。

(「青空」や「一太郎」は「Asciidoc」よりずっと年寄りなのです。大事にしましょう。個人的な感想だけれども日本語縦書き小説のメディア化に「Asciidoc」は必要ないと思う。。。)
うん、今回はこのあたりまで・・・・・・
記事末に青空系他の縦書き小説で面白そうなサイトを紹介しておきます。

…ではまた。


参考


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