【Asciidoc】PDFに変換する ー テンプレートについて ー
今回も考察回です。
自分の最初の教科書は
「伊藤敬彦, 吉村孝広 著,ドキュメント作成システム構築ガイド, 株式会社技術評論社:東京, 2016-04-25, ISBN 978-4-7741-8036-6」
です。最初の時点(Asciidocを知らなかった頃)、手に採るには情報が多すぎて咀嚼するのに手間取るものでした。今でも参考にしています。
この中の第2部8章でテンプレートの書き方を解説しています。この本はこの他にHTML用のCSSテンプレートも解説しているのですが、今はあまり利用されていない手順です。
属性名もだいぶ変化しているものがあるし。。。改定版でないかなぁ。
図書館などで見かけたら一読をおすすめします。
(もしかして、皆が買ったら改訂版が出るか!?・・・無理かなぁ。)
当時は確か無かったエクステンド属性。これが利用できるだけでかなり楽になります。どれを元に変更を加えるか考察するために、Asciidocter既定のテンプレートがどの様になっているかを見てみます。
Base
Default
Default With Font follback
この三つが基本になっているようです。
三種他にフォントを変更したもの等が用意されています。
「default」から拡張されているものが多い感じです。
ソースは下記で公開されています。
これらを複製してから改造するのが学習の早道でしょう。「学ぶはまねぶ」といいますし。勿論、「CJK Demo」の改造からスタートもありでしょう。
また、「https://github.com/asciidoctor/asciidoctor-pdf/tree/main/examples」にある「chronicles-example」は様々なテクニックが駆使されています。
余裕が有れば「ドキュメント作成システム構築ガイド」等でテンプレートの基本的な形を理解してから、「農林水産研究情報総合センター」の手順でテンプレートを変更していけばかなり自分好みの物が作成できるでしょう。其の上で上記のサンプルの気に入ったところを取り込むと。。。
キリがなくなります、フォントも含めると結構深い沼です。
自分のテンプレートを作成する場合、
・ 極力、フォールバックの設定を利用しバージョンアップに対応したい。
・ ベースから拡張して独自色出したい。
・ デフォルトを変更して変換効率を上げたい
等、いろいろ思惑を重ねてしまいます。
「自分のスタイルに何が最適か?」まだ、思案中です。
さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
PDFに変換する話は此処までにして。
次回からは、取りこぼしたTIPを拾ってみます。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。
参考:農林水産研究情報総合センター