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【Asciidoc】文書属性 ー 機能追加(其の参) ー

昨日に引き続き文書属性を紹介してみよう。何方かといえば作業環境を調整変更する属性を中心に紹介したいと思う。

まず、

:scripts: xxxx
:pdf-theme: XXXX
:pdf-fontsdir: XXXX

これらはPDFを作成する時に文字化けを防ぐ目的で利用されることが多い。「XXXX」は其々、設定に応じて変化します。
これらのパラメータは「asciidoctor-pdf」コマンドで変換する時に「-a」を用いて付加することも出来ます。

文字化け対応は「xxxx」の代わりに
 「:scripts:」は「cjk」(中国、日本、韓国)スクリプトを
 「:pdf-theme:」は「フォントフォールバックテーマ」か「オリジナルテーマ」を
 「pdf-fontsdir:」は「オリジナルテーマ」の「フォント」格納するディレクトリーを
割り当てます。

PDF以外でも利用されるのは

:imagesdir: ./画像保存フォルダ名

これでイメージを保存しているディレクトリを設定できます。
利用する時は

image::画像名称.png[]

で.「/画像保存フォルダ名/画像名称.png」を呼び出す形となります。
さて、変換時、「Asciidocter」系のコマンドは「imagesdir」の画像をターゲットにします。コマンドで指定する場合、作業毎に画像が配置されているフォルダを制御できます。(「HTML」は低解像度、「PDF」は高解像度にする等)

「属性」は「Asciidocter」の其々のコマンドがバージョンアップされる度、新しいものが追加されたり、「非推奨」や「廃止」されたりしますので、上手く動作しない場合、「AsciiDoc Documentation」で確認をしてみてください。
(自分も見直す度、よく利用するものが「非推奨」になっていたりするので面食らいます。)
今回紹介したかったけど、動作確認が取れなかったので割愛したものが多少あるので。。。


「TeX」の創始者ドナルド・クヌース教授はver.3の時に、「これ以上の機能拡張はしない、させない」ことを宣言したそうである。
 うん、安定するわけだ。
これを考えると組版は「TeX」でと・・・。


さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
次回は、おまたせしました?
PDFの作成について考察してみようと思います。
…ではまた。

当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。

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