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【Asciidoc】論文のテンプレート ー パラグラフのレイアウト ー
今回も「論文」用のテンプレートについて
パラグラフのレイアウトは「倉島 保美」さんのnote記事
を元に考えていこうと思います。
「倉島 保美」さんの記事は論文に関してはもちろんテクニカルライティングにも造詣が深く自分の書いたものが恥ずかしくなってしまします。自分もしっかりと学んでいきたいものです。
さて、先の記事の中で構成は3つあるとされています。
自分流に咀嚼すると
「Asciidoc」のデフォルトタイプ
小説などによく見る原稿用紙利用の作文タイプ
上記二つの複合タイプ
になると思います。
最初のタイプはテンプレートを変更する必要はないと思われます。残りの二つはパラグラフにインデントを施して、パラグラフのマージンを取るか取らないかで決まるようです。
論文でなければ、「モリサワ note編集部」の記事
が参考になります。
それでは「HTML」の場合、以前「【Asciidoc】日本的な段落表現をやってみる。(字下げ)」で紹介したインデントのCSSを利用しましょう。まずは原稿用紙タイプ・・・
@import "https://fonts.googleapis.com/css?family=Open+Sans:300,300italic,400,400italic,600,600italic%7CNoto+Serif:400,400italic,700,700italic%7CDroid+Sans+Mono:400,700";
@import "https://cdn.jsdelivr.net/gh/asciidoctor/asciidoctor@2.0/data/stylesheets/asciidoctor-default.css";
p {
margin: 0 0 0 0;
text-indent: 1em;
}
次は複合タイプです。
@import "https://fonts.googleapis.com/css?family=Open+Sans:300,300italic,400,400italic,600,600italic%7CNoto+Serif:400,400italic,700,700italic%7CDroid+Sans+Mono:400,700";
@import "https://cdn.jsdelivr.net/gh/asciidoctor/asciidoctor@2.0/data/stylesheets/asciidoctor-default.css";
p {
text-indent: 1em;
}
単純にマージン処理を省いて規定の処理が行われるようにしているだけです。
次に「PDF」の場合、テーマの「YAML」に
・・・(前略)・・・
prose:
margin-inner: 0
text-indent: $base_font_size
・・・(後略)・・・
を追加します。複合タイプは
・・・(前略)・・・
prose:
text-indent: $base_font_size
・・・(後略)・・・
となります。こちらも考え方は「CSS」の場合と同じです。
どちらを利用するかを決めたら次は本文に組み込むのですが、それは次回に持ち越したいと思います。
取り敢えず今回はここまで。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。