【Asciidoc】書誌情報 ー所謂 Meta 情報ー
書誌情報は文章の本質ではないから
あまり、此処に力を入れるべきではない(ただし、編集者は除く)。
「奥付も本の一部だ〜」というマニアはともかく。
「AsciiDoc Language Documentation」の用語を直訳すると「文書属性」ですが、
書誌情報 ≒ 文書属性
で問題ないと思います。
本の装丁は山の様に在る。勿論、電子書籍も然り。でっ、軽量電子活版を目指す「Asciidoc」には少しでも、それを表現するための設定が増える。
∴(ゆえに)文書属性が山の様に在る。
もう泣きたくなるぐらい・・・。
フィルターCSSによっては上手く表現してくれないし。。。orz
(うん、書き手には必要ない!編集に丸投げ!・・・ただし、薄い本の作家は除く…)
愚痴ってても仕方ないので、まず、基本的な物を数個・・・
まずタイトル
「=(イコール)+(半角空白)」を置いて題を書くと書誌(書類)の表題になります。
= 私の書類
本文
変換したら普通に「<h1>(表題)」で処理されます。
サブタイトルを付けたい場合もありますよね。
= 私の書類: 本の副題
本文
「:(コロン)+(半角空白)」を置くと副題をつけることが出来ます。
(残念ながら、セクションタイトルでは機能しません。できれば面白いのですけど・・・)
次に著者情報
= 私の書類: 本の副題
紘稔 <xxxx@email.com>
本文
表題の次の行は著者情報として認識されます。
「<Email>」でメールアドレスと認識されます。
本来は空白で区切り
ファーストネーム ミドルネーム ファミリーネーム <eメール>
とします。
さて、共同執筆の場合どうしましょう。
実は
= 私の書類: 本の副題
:author_1: 紘稔
:email_1: <xxxx@email.com>
:author_2: 共同執筆者1
:email_2: <xxx1@email.com>
:author_3: 共同執筆者2
:email_3: <xxx2@email.com>
本文
属性定義形式で記述すれば上手く行きます。
(コロンの後には半角空白を入れてください)
そして、バージョン情報
= 私の書類: 本の副題
:author_1: 紘稔
:email_1: <xxxx@email.com>
:author_2: 共同執筆者1
:email_2: <xxx1@email.com>
:author_3: 共同執筆者2
:email_3: <xxx2@email.com>
:revnumber: 0.1
:revdate: 2024-12-18
本文
普段、あまり利用しないとは思いますが、仕様書や社内手続書には必要な情報でしょう。
で、文書タイプ
:doctype: book
:doctype: article
書籍の場合は「book」を書類の場合は「article」を利用します。
この区別によって多少、セクションの表現方法が変化します。
とりあえず、
= 私の書類: 本の副題
:author_1: 紘稔
:email_1: <xxxx@email.com>
:author_2: 共同執筆者1
:email_2: <xxx1@email.com>
:author_3: 共同執筆者2
:email_3: <xxx2@email.com>
:revnumber: 0.1
:revdate: 2024-12-18
:doctype: book
:encoding: utf-8
:lang: ja
本文
変換します。
この様な感じで表現されます。
さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
次回は、特殊?な文書属性について書いてみようと思います。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。