【Asciidoc】セクションって何?
多くの「Asciidoc」のセクションについての解説は「セクション見出し」の作り方や「セクション見出し」の階層表現を取り上げています。
「で?セクションって何?」
「AsciiDoc Language Documentation」を直訳すると「セクションは文書をコンテンツ階層に分割する。 セクションは暗黙の囲いである。 各セクションはタイトルで始まり、次の兄弟セクション、祖先セクション、または文書の終わりで終わります。 」
・・・・・・なんとなくは解りますが。
「英辞郎」で「section」を引くと
〔全体から分けられた〕部分、一片
〔書物の〕節、セクション
〔新聞の〕欄、面◆内容が他とはっきり区別される部分。
等など・・・・・・・・
そのうえ、「section header」は「セクション見出し」とある。
「だからぁ、そのセクションの意味は?」
と考えると直訳は概念を上手く説明している。「英語脳」の人たちなら普通に理解できるのだろう。自分はどちらかというと「漢字脳」なので・・・。
他の訳語
11.《医》切片◆顕微鏡検査用に薄く切られた標本
13.〔内部構造を見せる〕断面図、横断面
から考えよう。
「文章階層断面」
「文章積層面」……etc。
「大げさだなぁ」と思いながら、本当は2文字か4文字で熟語的に表したい。(江戸末期から明治時代の人の翻訳力って凄まじい。)
やりすぎると、中国語みたいな感じになるのでアレですが・・・。
とりあえず、直訳のカタカナ部分置き換えても違和感がないので・・・・・・
「文章階層面」あたりで妥協。
この様な思考は文章を書く時に必要ではないのかもしれません。
「セクション」は「ブロック」の特殊例であり、その前後の「分割面」と捉え「Asciidoc」開発者の
文章構造を「ブロック」として捉える
「ブロック」にタイトルを付加する機能は必須
「ブロック」に役割を与える機能は必須
等の方針を考えると面白くなってきます。
例えば
「セクションタイトル」から自動で目次を作成できる
索引を自動で作成する「セクション」を作る
等の機能の恩恵を受けることが出来る様になります。
これは本を作成する場合、大いに利用したいところです。
さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
次回は、他でもよく紹介されている「セクションタイトル」について書いてみようと思います。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。