【Asciidoc】PDFに変換する ー Asciidoctor PDF を利用する ー
今回より、実際PDFに変換する作業について、「Asciidoctor-PDF」を利用して行おうと考えています。
王道?自分の中では微妙ですかねぇ。
解りやすいけど「fop」とかと比べると未だ過渡期かと。。。
これからの進化を期待。んっ上積み期待。(なんか競馬コメントみたいになってます)
さて、一つ「Asciidoc」ファイルを準備します。
Hello world!!
これを「engtext.adoc」と言う名前で保存します。
次のコマンドで変換します。
asciidoctor-pdf engtext.adoc
出力されたものは
上手く出力されています。
さて、前に利用した「helloworld.adoc」
ようこそ、Asciidocの世界へ!
これを
asciidoctor-pdf helloworld.adoc
変換すると
文字化けします。
そこで、
asciidoctor-pdf -a pdf-theme=default-with-font-fallbacks -a scripts=cjk helloworld.adoc
オプション付けて変換
上手く行きました。
属性(アトリビュート)を「-a」で追加します。
「pdf-theme」に「default-with-font-fallbacks」を
「scripts」に「cjk」を設定しています。
勿論、属性設定なので
:pdf-theme: default-with-font-fallbacks
:scripts: cjk
ようこそ、Asciidocの世界へ!
と文書側で設定し
asciidoctor-pdf helloworld.adoc
で出力しても上手く行きます。
メモの出力や簡単な手順書であればこの設定だけでも良いかと思います。
「農林水産研究情報総合センター」様も同様の方法を紹介されています。参考にしてみてください。また、当該サイトのオリジナルの定義ファイルを準備する方法は結果ではなく手順を追っていて良い教科書になります。
この方法は「Asciidoc」文書を「PDF」に変換するのを容易にしてくれました。
(歓喜!)
以前のバージョンでは別に「ruby」ファイルを準備したり「フォールバック」項目をハードコード的に付け足したりしなければならず結構敷居が高かった。
(設定処理の後に独自の環境設定に加えるのはインフラ管理者としてはかなり負担なのですよ。)
今後もこれを気軽に利用したいものです。
さて、今回はこのあたりまで・・・・・・
次回は、別にテーマファイルを用意する方法を紹介します。
…ではまた。
当Noteは下記の「AsciiDoc Language Documentation」の文法に従っています。