ゆるfootしよう!
皆さん、こんにちは。
サッカーをこよなく愛する山本です。
タイトルをご覧になって、
”ゆるfoot”って何だ?
と思われた方がほとんどでしょう。
何せ私の造語ですから。
ゆるい足? なんのこっちゃ?
大丈夫。ご安心下さい。字面こそ本当に「ユルイ」ですが、
その意味する所、中身については目から鱗、驚天動地の面白さ満載で、
どんなコアなサッカーファンの期待も裏切る事はないと自負しております。
では早速 ”ゆるfoot” そのネーミングの由来をお話しましょう。
「ゆる」って何?
ゆる? ユルくていいの? サッカーで?
スペース、時間がどんどん削られ、密集、まさに”戦場”そのものとなって
いる現代サッカー。
そのピッチで、プレーの最中に「ユルめ」
とは何たるアドバイス。筋違いもいい所だ、と思われたかも知れません。
しかし! 結論を言っておきましょう。
”「ゆるんで」いる方が良いのです。” 「プレー中に?」
”ハイ、もっと「ゆるんで」下さい”・・・その理由をお話しましょう。
「ゆる」の真意
そもそも筋肉が完全に脱力する、脱力した状態には
「たるむ」という表現が適切で、逆に力を入れる、筋力を発揮している
状態には「締める」とか「締まる」という言葉が充てられるべきでしょう。
「ゆるむ」とは実はその両方を包含する言葉遣いなのです。
意図する動作を瞬時に具現させる時は筋肉を最大限に「締め」、
反対にオフザボール等で判断を重視するような局面では、より力を抜いて
「たるんで」いる方がベターなのです。
その相反する2つの在り方を状況に応じて自在に使い分ける能力を
「ゆるむ」というのです。
筋肉、骨などのマクロなものから、血液、リンパ、細胞といった
ミクロレベルの組織まで、栄養、水分の代謝が良好で、
収縮ー弛緩がダイナミックで、常時最高の活動状態にある事 ー
これが「ゆるむ」事の基本であるのなら、まさにサッカーでも
他のどんなスポーツでも「ゆるんで」いる事こそが最強、
と言えるのではないでしょうか?
ハーランドとエムバペ
現在のトッププレイヤーで例を挙げるならハーランドやエムバペです。
ハーランドの立ち姿を見ると、本当に力が抜けていて、まさに
「タリーン」「スー」といった擬音語がその身体から聞こえてくるようでは
ありませんか。
そして動き出せばそのイメージは一転、スケールの大きさと知性で
”他の選手が止まって見える” 程の違いを生み出します。
エムバペについては言及する必要はないでしょう。
走る、というサッカーに不可欠で、一番の武器にもなり得る能力において、
まさに超一級品です。
特に腰周りと腿裏周り。
規格外、ルール違反のスーパーエンジンを搭載しているかのようで、
加速し、2~3歩であっという間にフリーとなって疾走する彼の
パフォーマンスはまさに圧巻です。
「ゆる」を体現する2人
分かりやすくお伝えするためにトッププレイヤー2人の例を
示しましたが、いかがですか?彼らのプレーをアリアリとイメージ
出来ましたか?文字での描写にも関わらず、突出した彼らの動き、
プレーが鮮明に想い浮かんだのではないでしょうか?
彼らのあの姿、パフォーマンスの秘密こそがまさに「ゆるむ」
ことなのであり、サッカー上達の、また世界のトップに近づく為の
最大のカギとなるのです。
今回は「ゆるむ」という言葉の意味とその奥に広がる可能性豊かな
世界の一端を紹介しました。
「ゆるむ」ことの有用性、ノウハウ、etc… については今後ひとつひとつ
お伝えしていくつもりです。
皆さんのトレーニングや観戦等、サッカーライフの楽しみの一つに
本連載を加えて頂ければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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