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60過ぎて豆大福に目覚めた 虎ノ門岡埜栄泉
突如、あたしに豆大福ブームがおとずれた。あれやこれやが重なり、鬱々とした日々を送っていたとき、近所のスーパーの何てことないメーカーの塩豆大福が目に留まった。3パーセント引きだった。なんかむしゃくしゃするから、いっちょ大福でも食べてやろう!となった。大福は嫌いではない、どちらかというと好きだ。そのよくあるメーカーの塩豆大福を一口頬張った。「うーまーいーーっ!」美味しかった。幸福感が訪れた。
それからちょくちょく大福を買うようになったのだが、どうせなら世間さまが絶賛するほんまもんを食べてみたいと思った。というわけで、まずはグルメサイトなどで必ず上位にランク付けされる「虎ノ門岡埜栄泉」で買ってみたのである。
手に取るとずっしりと重い。グルメな人がするように、半分に切って断面を写真に撮ろうとしたが、当然うまく切れないし、あんこも飛び出した(涙)。グダグダだ。おまけにお皿もかわいくないやつだ。その時点で、心が折れかけていた。
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一口目のとても正直な感想「うっ、甘っ!」。あんはとてもお上品な味でございますわ、でもあたしには甘すぎたざます。あたしには甘すぎるこしあんが、たぁ~ぷり入っている。重いわけだ。実はこしあんは苦手だ。岡埜栄泉の豆大福は、こしあんと知ってて買った、評判がよかったから。でもやっぱり苦手なものは苦手なのだとよくわかった。
デパートで「大福ひとつ下さい」という勇気がなく、ふたつ買ったので、もうひとつある。賞味期限が本日中だ。。。
P.S.
賞味期限が切れていたが、翌日そのまま食べた。お餅が少し硬くなっていた。