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佐々木家がぶっ壊れそう…NHK連続テレビ小説『オードリー』:その8

 朝ドラ『オードリー』がまたまたすごい展開になってきた。あたしは、うれしくてよだれが出そうなんである。
 あれほど5人家族にこだわっていた段田パパが逃亡した。しかも逃亡資金は、お母ちゃまに借りるというダメっぷり。お兄さんのところに行くとのことだが、実はそうではなく行先はつかめていない。

 離婚を切り出したのはママであるが、段田パパに置手紙1枚で出て行かれてしまって放心状態だ。しかも、ショックに打ちひしがれているところに美月が着物姿で現れた。あれほど反対していた椿屋を、どうやら美月は継ぎそうだ。
 ああ、ママのお気持ちお察し申し上げます。旦那には逃げられ、娘は言うことを聞かん。しかしここでも梓は冷静だ。そして優しい。奨学金を申請するので学費のことは心配するなとママに言う梓よ。本当にええ子に育った(号泣)。出て行ったパパに対しても、責めるでもなくひと言「逃げ出しとうなったんやろ」と。この家で一番大人なのは、梓、お前だなぁ。

 さて、お母ちゃま。佐々木家のもめごとに、すこし心を砕きつつも、ジュリーとの新生活に向けて椿屋を後にした。お母ちゃまは椿屋の通用門(?)から鞄ひとつで、そっと出て行った。スポットライト(街路灯)があたり、ハラハラと散る花(桜?)のなかを去っていくのであった。なんか、『夜桜お七』を歌いたくなったよ、歌詞は知らんけど。

 で、7月23日放送回で一番気になったセリフ。お母ちゃまがジュリーに放った「私だけ見つめてくれたらええのに」。すごいよ、大竹しのぶ。このセリフで、お母ちゃまをお母ちゃまたらしめていたものが、跡形もなく消え去ったのであった。

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