大竹しのぶが怖すぎる~NHK連続テレビ小説『オードリー』
2024年4月からBSで朝ドラ『オードリー』が再放送されている。再放送とはいえ、あたしにとっては初めて見る朝ドラであり、脚本が大石静ということで、発表されてから見る気満々だった。
主人公には、ママとよぶ生みの母(賀来千香子)と、お母ちゃまとよぶ育ての母がいる。主人公の美月をオードリーとよぶパパを演じるのは段田安則(大河ドラマ『光る君へ』の兼家パパもよかった~)。で、お母ちゃまを大竹しのぶが演じているのであるが、その怪演ぶりたるや…。怖すぎて逆に一秒たりとも目が離せないのでございます。
あんなにも抑圧されているのに、美月はお母ちゃまのもとを離れない。反発はするけど、お母ちゃまのことが大好きで、悲しませたくないと思っている。その気持ち、わかるといえばわかるが…。で、佐々木家もまだ美月が小さいうちに、引っ越そうと思えば引っ越せたはずなのだが、ゆがんだ状況を受け入れてしまっているし。いみじくも、ママが、お母ちゃまの前では蛇に睨まれたカエルになってしまうと言っていましたが、本当にそのとおり!大人はだれもあのお母ちゃまには逆らえず、つき従っているのだ。催眠術にかかっているとしか思えない。
とにかく、お母ちゃま、めちゃくちゃ怖いーーーーー!!!
本日、2024年4月26日放送回では、消しゴムのお礼にうどんを持ってきたお友達の晋八くんを有無をいわず追い返し、怒った晋八くんに「くそばばあ!」と言われていたお母ちゃまであるが、そんなことでめげるわけでもなく、その言葉をエネルギーに変え、ますますパワーアップしそうな予感さえする。
そして今日、番組の最後のほうで、怖い怖いお母ちゃまからその出入りを禁止されているにもかかわらず、美月が君ちゃん(お母ちゃまの旅館に住み込みで働いている)に「明日、お母ちゃまがお仕事で忙しい時間帯に、一緒に撮影所に行こう(絶対にばれない)」と誘ってしまう。
やだー、やだー!!!もう怖い、明日の展開が手に取るようにわかるー!