地方婚活の苦難
私は結婚相談所で2年婚活し、100人出会って結婚した。
婚活する中で100人の男性だけでなく、婚活仲間の女性ともたくさん知り合った。
ここで、地方婚活、中でも結婚相談所の活動は困難を極める、と思っている。
地方とは何か。
私の中で、婚活における地方とは、一都三県以外のすべての県である。
大阪、名古屋、福岡、大都市も全て地方だ。
地方婚活特有の大変さ
何しろ、人がいないのだ。
新規会員が毎日更新されるので見張っていると、半数近くが一都三県で占められるのではないだろうか。
IBJの登録人数、9万人超。
それだけ見ると多いが、男女合計9万人、すべての県、すべての年代を合わせて9万人である。
県をまたぐパワフルさ
一都三県でも県をまたいでいるが、その比ではない。
近畿地方、中部地方、さらに九州に至ってはさらに遠いのではないか。各地方で相手探しをしたりする。
婚活では、期間×密度を重視する。
2週間に一度会う2年付き合ったカップルと、週に2回会う半年のカップルがいる。しかも結婚相談所で出会った週2回半年のカップルは、結婚に向けた話し合いも十分だ。となれば、スピード婚に向けてまっしぐら、という理屈である。
テンポ良く行きましょう、加えて、頻繁に会いたい人が結婚相手です、ということから、週に一度はデートすることが推奨される。
ここで、遠距離カップルは、週一回会うことが厳しい。
ということで、オンラインデートも活用している。らしい。
けれどやっぱり直接会わなきゃ、と言って、お互いに遠路はるばる旅行も兼ねてデートに向かっている。
お互いの気持ちと協力がないと成り立たない、その中でも成婚していくカップルがいるのだから、頭が上がらない。
それでも実際、苦戦するもので
人が少ないし、マッチしても会うのも一苦労・・
「結婚後はお相手の地域に引っ越し可」で活動している人もいた。
加えて、婚活段階で一都三県に引っ越してきて、準備万端に婚活する人もいた。
それだけ都内に人が集まっていて、婚活もしやすいものなのだ。
引っ越すために、転勤や転職を試みる。
婚活のために仕事から変えるのだ。
実際に思い切った決断をした人を何人か見かけた。
もしも私が地方住なら
まあ、私も都内に出てくるタイプかもしれない。
茨城の都会側で育ち、とはいっても駅まで歩いて30分、圧倒的にすべての道が広くて長い。自転車でひたすら走ってBOOKOFFに行くだけが楽しみだった。
社会人になって都内に出て、便利で、なんだかんだ会社の人とか友達ができる東京が気に入っている。
とはいえ、転勤ができる会社ならまだしも、転職でいきなり都内に引っ越す機会があるかは分からない。
マッチングアプリを始めたり、近場の知り合いに告白したりするだろうか。
結婚相談所は結婚まで最短距離である。強くそう思う。
同時にマッチングアプリの頼りなさも強く思う。
それでもマッチングアプリを選ぶかもしれない。
それだけ大変な婚活を強いられる知り合いを見てきたということだ。