夫とのなれそめ（お見合い～仮交際）

私は結婚相談所で100人と出会って結婚した。
婚活を始めてから丸2年、頑張った甲斐があった。
内訳としては、夫と出会うまで1年半、出会ってから半年で入籍である。

結婚相談所は、相手を見つけるまでが大変だが、出会ってしまえばあとは早い。私は半年かかったが、3ヵ月で入籍した友人や、1ヵ月で入籍して後から新居探すパターンもあった。

結婚を先延ばしする男が多い中、意思を固めた男は、なんと早いことか。

結婚相談所にイイ男がいない理由

語弊がある。結婚相談所にイイ男はいる。
居るか居ないで言うと、確実に居るのだが、少ない理由があるのだ。

イイ男は、入会と同時に素早い女に持っていかれるのである。

結婚相談所の滞在時間が短い、これが結婚相談所に入るイイ男である。（私の夫はイイ男である）

夫は9/4に入会、9/18に私とお見合い、10/15に真剣交際、11/30に成婚退会した。夫と会う機会は、9/4~10/14、たったの1ヵ月半しかなかった。

毎日0時に「新規会員」が更新される。
スピード勝負、私はそこで夫を見かけ、即お申込みした。

ビビビっと来たわけではない初対面

結婚相談所では、写真館のようなところでプロフィール写真を撮る。写真の上手い下手はあれど、加工具合は同様のため、そこまで実物と乖離はない。（マッチングアプリに比べれば）

夫の第一印象は、黒ひげ危機一髪の青髭バージョンである。
実物が悪いのではなく、写真が良すぎた。
（今ではヒゲ脱毛しているので、あの時のお見合い写真のままである！）

特段ビビビときた訳ではないものの、夫の手だけは気に入った。
指が太くてゴツゴツしていたから、仮交際に進みたい、その程度から始まった。

仮交際はテンポと勢い

仮交際はテンポ良く、といっても予定もあるわけで。
お見合いの翌週末の土日、お互い予定があった。
なんとか会えないかと、日曜の夜に会うことになった。

日中、私は友人3人でマスカット狩りに行っていた。
途中で立ち寄ったパーキングエリアでデカ豚まんを食べて、ワンピースに豚汁をぶちまけた上、渋滞で到着が2時間遅れた、初デート。

遅れてすみません、と言ったら「時間があったので下見できてよかったです」とのこと。なんとイケメンではないか。

初デートは、恵比寿でご飯を食べて、ガーデンプレイスに行った。
9月なのになかなか寒くて、勝手に手をつないでおいた。

なかなか進まない仮交際

最初から夜景デートをして、平日夜と、土日どちらか、毎週2回会っているのに、なかなか真剣交際の打診が来ない…
9/18にお見合いで、10/15に真剣交際開始のため、1ヵ月くらいで結婚前提のお付き合いを決めてたのだが、当時はそれでも不満だった。
毎週2回、1ヵ月で8~10回は会ったが、周りでは3~5回で真剣交際になることが多かった。

もう6回会ってるし、いつの間にか私は彼のことを好きだし、毎回ご飯の後日比谷公園や大手町を散歩して楽しいし、もう十分でしょ、とチームラボに誘った。
結局1回しか出番がなかったチームラボ用のワンピースでおめかしして、私の方から付き合ってくださいと言った。

振られるんじゃないかという沈黙があった。

「ごめん、まだ5人お見合いが残っているんだ」

申し込まれるのが嬉しくて、すべてをOKしていたらしい。
私と週2回デートをこなしながら、30人とお見合いしていたのだ。
（一度OKしたお見合いをキャンセルした場合は、罰金がある）

お互いすべてのお見合いを済ませて、出会って約1ヵ月で正式にお付き合いすることとなった。